斑尾山

山麓から斑尾山を望む



【行程】 6/20(土)晴れのち曇り [笠ヶ岳=>しらかば台14:45/14:52−斑尾山15:48/15:58−P16:31/16:40==まだらおの湯17:05/17:45==たまプラーザ22:10]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗



○斑尾山には6方から登山道がありますが、時間が無いので最短登山ルートを選択します。林道が960mまで上っていますから、コースタイムでは1時間強で山頂です。ところが林道の入口が判然としません。地図で見当を着けた場所には草深い狭い砂利道があるばかりです。

○こうなると他人の車を運転する鴉天狗は大胆です「突撃あるのみ!」細い頼りない道は次第に高度を上げながら山奥に向かいます。道幅は1車線ですから対向車との擦れ違いは絶望的です。おまけに草に覆われた路肩にはガードレールも無く、そばに近づきたくありません。荒瀬原からの登山道を横切りますが、ここには駐車スペースはありません。

○それでもレガシーが崖側の草むらに突っ込んで停まっていました。無理をすればもう1台谷側に停められそうですが、交通の邪魔になってはと思い止まります。大きな尾根をぐるっと巻いて、北側の菅川からの登山道を目指しましょう。こちらには駐車スペースと地図に書いてあります。路面が次第に厳しくなり、真中の草が車体の下に当たってカラカラと不穏な音をたて隊長の不安を誘います。

○しらかば台という道標に停車すると、左から林道が上って右にも分岐があります(自転車がデポしてありました)どうも地形図と照らし合わせても確信が持てません。そこへ都合よく前方から枯葉マークの地元の軽4来ました。地獄に仏とは将にこのことでしょうか「登山道は?」「・・・・」おじいさんの意味不明の発言に意気消沈の隊長でした。

○気を取り直して20m歩いたら登山口を発見!午後遅くからのアタックとなってしまいましたが一気に登りましょう。蒸し暑い上にブヨが飛び交う樹林帯の道は不快指数の高いところでした。尾根に上ると急登は終わり緩い登りが続きます。全然恐くない『蟻の戸渡り』を過ぎると樹林が薄くなり風通しも良くなります。

樹林に囲まれた山頂大明神岳から黒姫山と野尻湖○急坂を上ると大明神岳で妙高山、黒姫山、飯綱山、(戸隠山)の展望が素晴らしい。黒姫の山麓には野尻湖が湖面を広げ疲れも一気に吹き飛びます。右手奥には斑尾山の山頂が望まれ、もうあと一息です。山頂には呆気なく到着しました。誰もいない頂を独占ですが木々に囲まれ展望はありません。樹上に開けた空からは鳶が鴉天狗の食料を狙っていました。

○下りは一気です。登りの途中で擦れ違った単独行の兄ちゃんを登山口手前で抜き去ります。デポしてあった自転車の持ち主でした。帰りには「まだらおの湯」に立ち寄ります。施設は新しく気持ちは良いのですが・・・どうも循環臭い。でも5時から300円とリーズナブルで好感の持てる温泉でした。

○これにて草津・北信の4座周遊の旅を終わります。交通費の元を取ろうというセコい考えから計画いたしましたが、天候にも恵まれ実りの多いツアーとなりました。まあ欲張りな鴉天狗も満足してくれたのではないでしょうか。



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