湧蓋山

はげの湯温泉から湧蓋山を望む


5/2(土) 背振山・雲仙普賢岳 ・ 3(日) 多良岳、経ヶ岳・英彦山 ・ 4(月) 大崩山 
   5(火) 鶴見岳、由布岳  ・   6(水) 湧蓋山・紅葉山・愛宕山


【行程】 5/6(水)曇りのち晴れ [湧蓋山登山口7:05−湧蓋山7:43/8:00−湧蓋山登山口8:24/8:40==はげの湯温泉8:55/9:52==福岡12:00(低山徘徊)13:40/17:30=(ANA264)=羽田19:10/19:55=(東急バス)=たまプラーザ20:50]
【メンバー】 隊長



○湧蓋山は久住連峰西北端の山です。山麓には「はげの湯温泉」があり林道が登山口まで続きます。上の方の登山口は標高1100mですから山頂までは僅かに400mの標高差です。ただ1.5Kmほど荒れた林道を通過しなければなりません。歩けば下の登山口から30分ほどです。

○デミオを騙し騙し運転し何とか上の登山口に辿り着きましたが、直後に物凄い夕立が襲ってきて林道の無事を祈るばかりです。夜中にも車が持ち上がりそうな突風が吹き抜け、生きた心地がいたしませんでした。朝になってもガスで辺り一面真っ白です。不貞寝していたら隣りに車が着き、単独行が出発して行きました。

蒸気を噴出するはげの湯温泉○あまり早く登ってもガスが晴れませんから、ゆっくりと食事をしてから参りましょう。道は良く整備されていて迷うようなところはありません。途中ではげの湯方面が眺められる場所があり、朝靄の中に蒸気を噴出す温泉地が見渡せます。

○やがて草原の登りとなり正面の頂の後にはガスの中に白い太陽が次第に光りを増してきます。短い登りとわかっているので、どうしても無理をしてしまいます。ハァハァ、ゼィゼィ言いながらも脚は前に出てしまいます・・・悲しい性。

湧蓋山の山頂標識(下山の頃にはガスも晴れた)○山頂は草原の中の広場で展望は抜群です。三角点を拝んでから表示板に向かいます。地面に転がされた丸太に阿蘇・久住・祖母など山名が標示されています。先ほどの単独行が休んでいました。始めは薄いガスに囲まれていた山頂ですが、徐々にガスが晴れ周囲の展望が利き始めました。

○単独行は名古屋から車で来て、鹿児島の高隈山から北上してきたそうです。GWの成果を披露し合って、お互いに健闘を讃え合いお別れいたします「もう帰るの?」と、ちょっと名残惜しそうでした。下りは滑り易い道ですから慎重に脚を運びます。

○帰りには「はげの湯温泉」に立ち寄ります。露天風呂から眺める湧蓋山のたおやかな山容はいかにも久住の山といった風情です。源泉掛け流しの乳白色の湯は身体に染み渡り、充実した5日間の疲労が溶けてゆくようです。



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