鶴見岳・由布岳

南登山口から由布岳を仰ぐ


5/2(土) 背振山・雲仙普賢岳 ・ 3(日) 多良岳、経ヶ岳・英彦山 ・ 4(月) 大崩山 
   5(火) 鶴見岳、由布岳  ・   6(水) 湧蓋山・紅葉山・愛宕山


【行程】 5/5(火)曇り [由布岳登山口7:45==高原駅7:59/9:02=(ロープウエイ)=山上駅9:12−鶴見岳9:24−由布岳東登山口10:06−日向観察路分岐10:40−東峰11:43/11:50−西峰12:27/12:37−由布岳登山口13:42/14:08==はげの湯温泉15:39/16:05==湧蓋山登山口16:18(泊り)]
【メンバー】 隊長



○昨日は大崩山から由布岳登山口に移動しましたが、大雨の中で駐車場を探して大変でした。始めは東登山口に向かいましたが、あるはずの駐車場が見当たりません。仕方が無いので南登山口に転進いたします。こちらには立派な駐車場がありました。トイレ・炊事場付きでなかなか快適なサイトでした。

○今日で鴉天狗は東京に帰りますから山登りはいたしません(・・・軟弱な奴!)そこでロープウエイで鶴見岳に登り、由布岳まで縦走することにいたします。ロープウエイの駅まで車で送ってもらいます。ゆっくりと出発したにもかかわらず始発まで1時間以上もあるじゃありませんか。でも隊長は慌てず騒がず文庫本を読み始めます。

○『GWぐらい早朝から営業せんかい!』時間前に並ぶ客を前に悪態を吐く隊長でしたが・・・始発の乗客が35人では仕方が無いか(定員101人)山上駅に着いたらとっとと山頂を目指します。残念ながら山頂には薄いガスがかかり周囲の景色は見えませんでした。もう少しで晴れそうでしたが先を急ぐので北に下ります。

鶴見岳西登山口から由布岳を仰ぐ○馬の背からは西に下ります。大きくジグを切りながら下ると西登山口です。ここから林道を由布岳東登山口に向かいます。正面には由布岳が大きく圧し掛かり、登りのことを考えると気が滅入ります。由布岳東登山口からは緩い登りが始まります。リズムを取り戻すまではゆっくりと登りましょう。

由布岳の登りから鶴見岳を望む○日向観察路分岐を過ぎると次第に傾斜が急になり、道もジグを切りながら高度を稼いで行きます。やがて鎖が現れ、直登に次ぐ直登で息を継ぐ暇もありません。岩場を攀じ登ると稜線に出ます。火口を挟んで正面には西峰が聳え、沢山の人が休んで居るのが見えます。まず東峰へ立ち寄りましょう。

○東峰に着いた時には晴れていた山頂も、写真を撮っているうちに見る間にガスに覆われてしまいました。それでは反時計周りでお鉢巡りに出発しましょう。先ほどの分岐から先は厳しい岩場が待っていました。鎖・梯子は無く岩を掴みながらの登り下りを繰り返します。一ヶ所嫌な場所があり、先に進むのに躊躇する場面もありました(一人では心細い隊長です)

○反対周りの登山者と何人も擦れ違いましたが、隊長と同じ方向を回る登山者は見当たりませんでした(そんなに天邪鬼??)西峰の手前のコルからは普通の山道となり、登り返せば待望の西峰です。ガスのせいでしょうか、あんなに賑わっていた山頂は着いた時には閑古鳥が鳴いていました。

○下りは一ヵ所厳しい鎖場がありますが慎重に下り、横ばいをトラバースすれば問題ありません。ただ登山者が多くここでは渋滞しがちです。マエタと呼ばれる鞍部からお鉢を離れて下ります。ここで沢山の人が休んでいました。

○下るに従いガスが晴れ下界の景色も眼前に広がります。ジグを切りながら急激に高度を下げて行きます。ところが渋滞が始まりました。前方に居る素人集団が渋滞の原因です。イライラしながら休憩を待ちます。ようやくパスすると脱兎の如く遅れを取り戻します。西登山口への道を分けると林間の緩い下りとなり、やがて草原に出て登山口に到着です。

○人気の由布岳でしたが鶴見岳から縦走ということで、東登山口からの時間差攻撃となり静かな山旅が楽しめました。特に緊張感溢れる反時計回りのお鉢巡りは隊長のお薦めです。湧蓋山へ向かうやまなみハイウエイから観る由布岳の勇姿に暫しうっとりする隊長でした。



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