大室山

神ノ川林道から大室山を仰ぐ


【行程】 2/15(日)曇り [たまプラーザ5:16=(東急・JR)=橋本6:00/6:20=(神奈川中央バス・三ヶ木乗換)=音久和7:33/7:37−神ノ川キャンプ場8:15−鐘撞山9:25−1090m10:00−大室山11:04/11:15−犬越路11:55−用木沢出合12:35−西丹沢自然教室12:55/14:00=(富士急湘南バス)=新松田15:08/15:20=(小田急・JR・東急)=たまプラーザ17:25]
【メンバー】 隊長



○土曜日は朝方の雨で見送りましたので、久し振りに日曜日の出撃となりました。先週の前権現山と後権現山に続いて、奥権現と呼ばれていた大室山に向かいます。西丹沢からのアプローチにも飽きたので、北の道志街道から鐘撞山を経由して縦走といたします。こちらからは日帰り登山に使えそうなバスは、橋本6時20分発の1本しかありませんから少し早起きです。

○何時ものようにバスの中で朝食を摂っていましたら「車内は飲食禁止」ですって・・・知りませんでした。焼山登山口で2人降りたら、あとは月夜野まで行く中高年パーティだけです。もちろん音久和で降りたのは隊長だけでした。何処へ行くのだろう?との視線を浴びながら一人寂しくバスのステップを降ります。

鐘撞山の山頂には小さな鐘がある○神ノ川キャンプ場で橋を渡ると登山道に入ります。エアリアで赤破線の道ですが、しっかりした踏跡があり不安は感じません。落ち葉の積もった路は時に薄くなりますが、テープもあって迷う心配はないでしょう。稜線を巻くようになり少々気に掛かりますが、すぐに切り返して尾根筋に戻ります。

○杉林の急登をこなすと三角点のある山頂です。杉に囲まれて展望はありませんが、小さな鐘が下がっていました。ぶら下がっているハンマーで叩くと『ぐあぁぁ〜ん』と大きな音が響き渡ります。これは良い!気分良く大室山を目指します(でも標高で690mは半端ではありませんよ)

○それにしても気になるのは「北丹沢山岳耐久レース」の標識が沢山残っていたことです。静かで楽しいはずの山道が汚されていて不快になりました。こんなものは関係者以外にはゴミでしかありません。レースが終了したら即撤去が当たり前のマナーだと思いますが・・・主催者の見識を疑います。

○かなりの急登に青息吐息の隊長です。おまけに気温が上ってくると、風に運ばれた花粉が鼻の奥を擽り始めます。クシャミと鼻水でぐずぐずになりながら呼吸困難ではありますが、一歩一歩着実に高度を稼いでまいります。最近の踏跡は全く無く、新しい鹿の足跡が続くだけです。1400m付近で路を失いますが稜線に出れば踏跡に戻れます。傾斜が緩くなった山頂直下で鹿柵に行く手を阻まれますが、右に出て柵が切れた所で曲ります。

誰も居ない大室山の山頂には雪が少々○山頂付近には少しだけ雪が残ります。昨日の6月並みの暖かさとのことで、アイゼンを置いてきましたがノープロブレム。予想に反して誰も居ない山頂でしたので、三角点に座って昼食といたします。それにしても皆んな何処へ行ってしまったのでしょうか?8時半のバスで来た人がそろそろ到着する時間ですが・・・食事も終わろうとして、ようやく単独行の女性が登場ですが、休まずに加入道山に向かって行きました。

西丹沢自然教室の駐車場に居たワンちゃん・・・迷子じゃないよね○『これから急げば13時のバスに間に合うかもしれない』いつもの隊長の悪い癖が頭をもたげます。犬越路まで一気に下りますが、数人とすれ違っただけの寂しい山道でした。犬越路からは脚に鞭が入ります、気合を入れて用木沢出合まで55分のところを40分でした。バス停には余裕で5分前に着きました。バスは待っていましたが・・・日曜日の時刻表は13時では無くて14時となっていたのでした。

○何たる不手際。仕方が無いのでキャンプ場の売店でビールを購入し、吊橋の前のベンチで寛ぎます。何やら怪しい気配に振り向くと、ワンちゃんが物欲しそうに見つめているではありませんか。ちゃんと首輪をしているし躾も良いので、食べ物を与えて暫く遊んであげました(遊んでもらったかも)付近に飼い主の影が見えませんので、迷子になったのではとちょっと心配です。

○新松田に着いたら本厚木=海老名間が不通ですって。仕方が無いので小田原を回って帰りますが草臥れました。鐘撞山から大室山のルートは、人が通ることも稀な静かな路でした。何時もと違ったアプローチは新鮮で、新しい可能性が広がります。それにしても土曜日と日曜日では、バスの時刻が変るということを肝に命じられた一件でした(深く反省)



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