経ヶ山
伊那北から経ヶ岳を望む
【行程】 11/3(月)曇り [伊那北H7:17=(車)=仲仙寺7:45/7:53−四合目8:56−五合目9:24−七合目10:04−八合目10:39−九合目10:53−経ヶ岳11:15/11:30−八合目12:00−六合目12:30−四合目12:54−仲仙寺13:36/13:48==大芝の湯14:13/15:00==たまプラーザ20:48]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗
○伊那北駅前の新しいホテルで休養十分の登山隊は、最終目的地の経ヶ岳を目指します。本日は急登こそありませんが標高差1350mのロングコースです。仲仙寺(羽広観音)の駐車場に車を停め、登山届けをポストに入れて出発です。駐車場からは南アルプスの展望が優れ、正面に甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳が勇姿を見せてくれます・・・朝から幸せな気分です。
○ところが山道に入るまでの間の里道は、分岐が多く道標も少ないので不安が募ります。4合目の大泉ダム分岐でようやく一安心です。ここからは1合目ごとに道標があり、次までの時間も書いてあって親切でした。荷物は軽いので軽快な足取りで山頂を目指します。
○道は良く踏まれていますが笹が少々被ります。足元が見えないので下りでは注意しましょう。5合目を過ぎるとトラバース道は尾根道となり、7合目で明瞭なピークを踏みます。8合目は展望台ですが、あいにく周囲に雲が湧き遠望は利きません。遠かった山頂もかなり近づきました。
○息を弾ませて9合目に着くと『山頂まで20分』の表示に嬉しい誤算です(ガイドブックには35分となっていました)山頂手前で前を行く2人連れを発見!俄然張り切る隊長です。疲れた脚に鞭が入ります。見る間に追いつき追い越しました。
○最後に短い急坂を登ると樹林に囲まれた山頂です。南アルプス方向が開けていますが雲で展望はありません。冷たい風が吹き抜けるので、ゆっくり休んでいる状態ではありません。先ほどの2人と入れ違いに山頂を後にいたします。彼らは地元の親子連れで、ご老体は50年前に登った時に比べて厳しかったと繰言を言っていました。
○下りも順調で、途中から天気も回復し暑いぐらいです。仲仙寺境内の楓は今を盛りの紅葉で、陽の光に透けたモミジの赤が風情を誘います。羽広観音に登山の無事をお礼し、帰りの交通安全を祈願しましょう。
○近くて良さげな羽広温泉には日帰り入浴がなく、仕方がないので大芝温泉に向かいます。ここは何処にでもある日帰り温泉施設で循環ですが、汗を流すだけと割り切って塩素臭い湯に浸かります。何が嬉しくって地元の人々が大挙して来るのか、温泉博士の薫陶を受けた隊長には理解できません。
○帰りは中央高速の渋滞に嵌りGAS入れに寄った談合坂SAでは1時間半も立ち往生、要領の悪さに疲労感のみ残る結果となりました。それでも無事に帰還できたのは観音様のご利益でしょうか。今回の遠征は秋と冬の狭間で天候判断が微妙でしたが、登る山の順番にも恵まれ当初予定どおりの4山を貫徹できました。もう冬の足音がすぐそこまで聞こえてきていますから、夏山ハイカーに無理は禁物です。
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