船形山

ガスが流れる山頂には誰も居ない


8/10(日) 五葉山 ・ 11(月) 焼石岳 ・ 12(火) 和賀岳 ・ 13(水) 神室山 ・ 14(木) 摩耶山 
   15(金) 船形山 ・ 16(土) 泉ヶ岳


【行程】 8/15(金)雨のち曇り [南長井H4:30=(車)=祝瓶山荘6:05/6:22−大滝キャンプ場10:45/10:55−展望台11:45−船形山12:04/12:13−登山口13:03/13:22==Hルートイン泉IC15:36(泊り)]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗



○本日は朝日連峰の外れにある祝瓶山を目指します。天気予報では日本海側では大雨ですが、山形盆地では昼過ぎまでは保つとのことですから、一縷の望みを抱いて林道を奥に進みます。長井ダム辺りで滝のような雨に遭いますがすぐに回復しました。長井ダムの工事で道が良くなっていますが、木地山ダムを越えるとダートになり最後は腹を擦るような悪路になります。

○何とか祝瓶山荘に到着ですが他に車は居ません。駐車場では今まで経験したことの無いようなアブの襲撃が待っていました。びっしりと窓ガラスに止まり我々を威嚇するアブたち。黄色い大きなアブの姿を見るだけで気力の萎える隊長でした。とりあえず朝食を摂りますがサン○スのオニギリの不味いこと(飯がパサパサだし海苔の質が悪い)そこへ追い討ちをかけるべく大雨が襲ってきます・・・即撤退です

○すっかり寄り道をしてしまいましたが早立ちのお蔭で時間は十分にあります。比較的天気の安定している太平洋側に移動いたしましょう。仙台に近づくと何とか天気は保っています。前線の南下は懸念されるものの、明日の天気が良くないようなのでアプローチの難しい船形山から登ってしまいましょう。

○最短コースの大滝キャンプ場までの道が問題です。ネットによると悪路の短い船形神社から小荒沢林道が良いようです。ところがこの路はかなり悪くフィットでは泣きそうになりながらの綱渡りでした。大滝キャンプ場についたら山に登る前に疲れ果ててしまいました(運転は鴉天狗任せでしたが車のオーナーとしての心痛です・・・)

○広い駐車場には先行車が1台のみ、もう11時近くなので登山隊もすぐに出発します。コースは整備されて歩き易い路です、緩やかなの高原状の登りから次第に急な道になります。昨日のような切羽詰った状況ではありませんが、先を急いで登ります。途中で下ってくる単独行とすれ違いました。

立派な三角点が我々を迎えてくれた船形山山頂にて○遥かな航空機の爆音に雷鳴ではと怯えながら先に進みます。展望台を過ぎると雨水で抉れたような空沢状の登山道を直登です。稜線に出たら山頂を目指しハイマツの中を南に向います。西からの強風がガスを運び展望はありません。

○山頂はガスで何もありません。新しい避難小屋があったので中で昼食を摂らせてもらいます。立派な三重の扉に感動です。さて、長居は無用ですから素早く下りましょう。稜線を外れると東側の高原状の裾野は見渡すことができ若干の展望も得られました。わずか2時間強のお手軽登山でしたが、下山まで何とか天気は保ちました。

○長い林道を通って離脱しますが、始めのうちは悪路の連続で隊長の心はブルーです。30分も走りますとようやくフラットダートとなり快適な林道走行となりました。今夜は泉IC近くのビジネスホテルに泊ります。母校が出場した甲子園の応援とオリンピックの観戦で下山後の隊長は大忙しでした。



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