三浦富士・砲台山・武山
津久井浜への道から砲台山、三浦富士を振り返る
【行程】 12/22(土)曇りのち小雨 [たまプラーザ8:12=(東急・横浜市営地下鉄・京浜急行)=京急長沢9:40/10:08−三浦富士10:52/10:58−砲台山11:30/11:34−武山11:52/12:28−津久井浜13:10/16:44=(京浜急行・横浜市営地下鉄)=あざみ野18:16]
【メンバー】 隊長、蔭の大御所、林道の鴉天狗
○登山隊恒例の忘年山行です。今年は皆さんの都合で三連休の初日に日帰りという豪華プランになってしまいました。京急長沢でメンバーを待つ隊長にふと不安が過ぎります。やはり階段を降りて来たのは2人だけでした「シェルパはどうした?」すると携帯にメールが『隊長、下痢で動けません!』
○低い雨雲が垂れ込めるなかを出発です。今日は肌寒い一日になりそうです。殿前公園の先から山道に入ります、しばらく樹林帯のなかの緩い登りが続きます。稜線上は小さなアップダウンはあるもののほぼ平らな歩き易い道です。やがて浅間神社からの道を合わせると階段の急登となり、登り切ると展望の良い三浦富士の山頂です。
○石仏が並ぶ山頂には老齢の先行パーティが休んでいました。生憎の空模様なので遠望は利きませんが東京湾や微かに房総半島などが眺められます。気持ちの良い山頂ですが、天気が心配なので先を急ぎましょう。
○砲台山へは途中から山道から砂利の車道となります。山頂には海上保安庁のパラボラ・アンテナがありました。名前の由来の円い砲台跡が印象的です、一体どんな大砲があったのでしょうか。ここから東京湾の入口に睨みを利かせていたのでしょう。
○階段を降りて上り返すと連峰最高峰の武山です。こちらには防衛省のアンテナが建っています。山頂の一角にはお寺も建ち車道が通じているので車も停まっていて興醒めではあります。休憩所の上には展望台が設置されているので登ってみましょう。冷たい強風に思わず背中が丸くなりますが、周囲の展望は優れています。眼の前には先ほど登った砲台山が大きく望まれました。
○雨が落ちてきたので休憩所で食事にします。冷たい風は通るものの屋根の下でテーブルに椅子とは豪勢です。熱いコーヒーが何物にも替え難い贅沢でした。幸い雨も上がったので観光農園に向って下山を開始します。わずか13分で山道は終り、あとは舗装された車道を駅まで歩きます。振り返ればキャベツ畑の上に三浦富士から砲台山、武山と縦走してきた山並みが一望され低山ながらも充実感はあります。
○駅前の「天八」という天婦羅屋で登山隊の打ち上げです。山行時間より宴会の方が長いという恒例の行事ですが、海の幸に舌鼓を打ちながら積もる話は尽きません。実は隊長は脚を傷めており終始ストックを突く情けなさでしたが、何とか無事に貫徹いたしました。昨日まではどうなることかと不安で一杯でしたが、忘年山行の簡単な山でしたから助かりました。ということで低山ながら変化に富んだ三浦富士から武山の縦走は冬の足慣らしに最適なコースでした。
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