太郎山
雪に被われた太郎山
【行程】 11/24(土)快晴 [たまプラーザ3:52=(車)=新薙コース登山口8:20/8:30−2040m9:36−新薙10:45−太郎山11:21/11:55−登山口13:24/13:33==>榛名山へ]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗
○天気に恵まれた3連休でしたが、相棒の都合で土曜の日帰りだけとは情けない。それでも行かないよりはマシかと重い腰を上げたのでした。寒気団の訪れで高い山には雪が積もったようですので防寒装備で臨みましょう。雪山は恐い夏山ハイカーではありますが、好天を頼りにヒット&アウェイで日光の太郎山に挑みます。
○中禅寺湖まで上がってからコンビニを探してウロウロする登山隊、結局いろは坂を下ることになってしまいました(情けなぁ)思わぬ時間のロスでしたが何とか光徳牧場入口に着くと・・・その先の林道は路面凍結。ツルツルの険しい道を新薙コース登山口まで強引に進入しますが、いつスリップするかとハラハラドキドキの隊長は助手席で生きた心地がいたしません。
○登山口からは新雪を踏みしめてスノーハイクの始まりです。始めはルンルン気分でしたが、樹林帯の中の道は1900m付近から傾斜は急になり、倒木が行く手を阻んだり、雪で道が判らなかったりと難渋いたします。崖の上に赤テープが見えるのですが、途中の道が崩れて10mほどの雪壁が立ちはだかります。木の根を掴みながら攀じ登りますが、崩れやすい足場に極度の緊張を強いられました。
○次第に高度を稼ぎ、新薙の縁を登るようになると周囲の展望が開けます。振り返れば山頂付近に雪を被った男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山などの日光連山が青空のもと眩しい。薙の岩稜地帯は岩に雪が付き滑りやすいので時間を掛けて慎重に登りましょう。夏以来の登山となった鴉天狗は苦しそうに喘いでいます。
○やがて新薙のトラバースです、30mぐらいですが傾斜が急なのと雪が積もっていて道が見えないので恐怖感はあります。もう一箇所トラバースすると少しで急登は終わりました。樹林を抜けると開けたお花畑ですが・・・ここへの下りは吹き溜まりとなって腰まで埋まるラッセルでした。
○お花畑を横断したら息も絶え絶えで暫し休憩です。ここからは積雪量も増えちょっとした雪山登山です。山頂に着くと真っ白な白根山が目に飛び込んできます。上越国境の山々を一望のもと、少し風が冷たいけれど快晴の頂で暫し休息いたしましょう。
○下りは恐れていた岩場の雪も融けかけて危険はありません。樹林帯のなかの雪はそのままでしたので踏跡も残っていてサクサクと降ります。登山口についたら1時半ですから、夏山ハイカーの雪山アタックとしては上々の出来でした。それにしても三連休なのに他に登山者の姿はありませんでした。太郎山を独占して気分は良かったのですが「何故?」との疑問は残ります・・・もしかして禁じ手?
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