鼻曲山

鞍部から鼻曲山(大天狗)を仰ぐ


【行程】 8/13(日)晴れ [たまプラーザ9:15=(車)=霧積温泉金湯館14:15(泊り)]
8/14(月)曇りのち晴れ [霧積温泉8:30−霧積覗き9:25−鼻曲峠10:38−鼻曲山11:00−小天狗11:06/11:56−霧積覗き13:07−霧積温泉13:53(泊り)]
8/15(火)曇り時々雨 [霧積温泉9:00==たまプラーザ13:20]
【メンバー】 隊長、KKK


歳月を感じさせる金湯館入口 ○愛犬を亡くした隊長は心の傷を癒すために温泉旅行に出掛けました。行く先は西条八十の詩で有名な霧積温泉です「−母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?ええ、夏碓氷から霧積へ行くみちで、渓谷へ落としたあの麦藁帽子ですよ」というか森村誠一の『人間の証明』で一躍有名になりました。

○お盆の帰省ラッシュで関越道は35Kmの大渋滞です。急ぐ旅ではありませんが一向に進まぬ車列にイライラは募ります。それでも花園を過ぎると順調に流れ出し妙義松井ICで降りると横川で懐かしの釜飯に舌鼓です。林道を辿り「きりづみ館」への道を分けると狭い山道をグイグイ登り山中の一軒宿「金湯館」に到着です。お湯は40℃とぬるめですが掛け流しで本物の温泉は身体の芯から温まります。

○さて今回の相棒は10年ぶりの山登りですが、鼻曲山までは登山道が整備されていますから鼻歌まじりのハイキングです。林道を少し戻り大きな道標に導かれて山道に入ります。広い道は緑濃い樹林のなか十六曲峠を目指して緩々と登ります。峠の手前で鼻曲山への道は分岐して支尾根を西に進みます。霧積覗きで足元が欠けた道となりますが、ほぼ水平の歩き易い道が続きます。

大天狗にて余裕の隊長○鼻曲峠へは150mの急登ですが休みをとってから一気に登ります、峠でもう一度休んでから山頂に向いましょう。最後の急坂を登り切ると山頂標識のある大天狗です。ここからの展望はありませんから小天狗に回ります。こちらは正面に大きく浅間山を望み雄大な景色が広がります。残念ながら浅間山の上半身は雲の中でした。

○山頂では3パーティに出会っただけの静かな山でした(帰りに1パーティとすれ違いあり)宿のおにぎりを頬張りまったりと気持ちの好いひと時です。今日も同じ宿に泊りますから帰りもノンビリと下ります。本当に軽いハイキングには打ってつけのコースです・・・下って来て温泉にも入れます

レンガ造りの第三アーチ橋○ただ困ったことにダニが生息しているのです。笹は気になるほど被っていませんでしたがダニに集られてしまいました。私は6匹、相棒も2匹です。最初は冗談交じりのダニ談義でしたが、帰り道で相棒の手に動いているのを発見してから大騒ぎです。山から下りてから必死でチェックしたのですが見逃しているものですね・・・温泉に入ったら太腿に1匹喰いついていました

○翌日は帰省ラッシュを避けて早帰りです。旧信越線のメガネ橋を見物してから一目散に東京を目指します。途中の高速で大雨に遭遇しましたが、渋滞には遭わずに昼過ぎに自宅に戻ることができました。今回は温泉三昧のハイキングでしたが偶にはこのような企画も良いものです。



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