三本杭

横の森トラバース道から三本杭を望む


【行程】 5/6(土)曇り [宇和島=(車)=万年橋登山口6:31/6:53−林道7:24−御祝山8:19−三本杭9:10−熊のコル9:26−奥千畳9:56−登山口11:00/11:30==見ノ越17:40(民宿霧の峰)]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗


○早朝の宇和島市街にてコンビニを探しながら進みますが、小さな街はあっと言う間に郊外となり人家が尽きました。手持ちの行動食だけではちと心許ないので、途中開いている店を探しながら進みます。モーニングの看板と明かりに釣られて入りますが9時からですって・・・紛らわしいことすんな!

○とある村外れに弁当屋の看板を発見。半信半疑で入りますと・・やっているとのこと。地獄に仏とはこのことです。弁当2食をゲットして後顧の憂い無く滑床渓谷を目指します。その後も開いている店は無く登山隊が弁当を入手できたのは奇跡に近いようです。隊長は「奇跡の弁当屋」として讃えることといたします(お店の本当の名前はピクニックですよ)

稜線上は石楠花の花が満開○万年橋の大きな駐車場には車が2台だけ、いささか拍子抜けですが気を取り直して出発です。林道を横切ると本格的な登りとなり、植林地をトラバースしたら急登が始まります。ここを一気に詰めると樹木に囲まれた御祝山山頂です。

○ピンクの石楠花が愛でる人も無く寂しげに咲いています。結構長い石楠花のトンネルが続き本当に得をした気分です。広い尾根筋をゆっくりと登り横ノ森をトラバースすると右手前方に三本杭の禿山が望まれます。

○コルからは空身で往復しましょう。山頂には樹木が無く展望は抜群のはずですが、ガスが周りの山々を被い眺めは良くありません。本当は昨日登った篠山が望まれるはずですが厚い雲のベールの中です。冷たい風が吹き抜けるので長居は無用です。

美しいナメが続く○熊見のコルから奥千畳までは静かな山道を一気に下ります。奥千畳は美しいナメが合流する地点で煌く流れに心が和みます。ここから万年橋までは遊歩道が続きます、変化に富んだ渓谷美を愛でながら快速を飛ばします。

四万十川の清流に架かる鯉のぼり○雪滝からは観光客も増えノンビリムードで凱旋です。それにしてもGW真っ只中というのに山中で誰にも会わないとは・・・不思議だなぁ?ここから四万十川沿いに高知に出て徳島の見ノ越まで250Kmのドライブです。最後はカーナビに騙されて京柱峠を通るはめに陥り、狭い峠道でダンプとすれ違い寿命が縮みました(鴉天狗の運転でよかったー)

○明日のために三嶺の登山口を確認し、奥かずら橋を見物してから見ノ越の民宿に泊ります。発達した低気圧が通過する明日の天気が気掛かりです。この時点では90%諦めました・・・それでも準備だけは怠らない登山隊はすごい(って自画自賛かい?)




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