伊予富士

瓶ヶ森から伊予富士を望む 2006.5.5


【行程】 5/4(木) ガス [東赤石山==>瓶ヶ森林道登山口16:48/16:54−伊予富士17:30/17:37−登山口18:05==新居浜20:05(ホテルアルファ)]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗


○東赤石山から転進した登山隊は薄暮の稜線に向かいます。ヘアピンカーブの連続に嫌気が差した頃に寒風山トンネル出口から瓶ヶ森林道に入ります。細い道だけでも嫌なのにガスが出てきて前途多難です。対向車が多くて擦れ違いに苦労します、それでも5時前には登山口に到着しました。

○ここからは1時間半のお手軽登山のはずでしたが・・・いきなり道を間違えたー。登山口から梯子を上っているうちに道は何時の間にか東に向かっています『うーん、確か西に向かうはず』可笑しいとは思いつつ更に進む馬鹿者たち。

○すると涸沢に微かな踏跡の気配が感じられます「よーし直登だ」しかし5分も行くと倒木や枝が行く手を遮り息は上がりっぱなし「頑張れ、あと30分で稜線だ」根拠の無い台詞で自らを奮い立たせます。ガスの中で頼りは高度計だけですが心強い味方です。

○沢は次第に細くなり傾斜を増します。遂に四つん這いになって枝を払いながら進みます。ザレが広がった所で沢型は無くなり一面の笹原となりました「こうなったら笹を直登だぁ」幸い背丈は20Cmと低いので両手で笹を掴みながら身体を持ち上げます。

ガスの中から山頂標識が現れる○稜線上に踏跡を認めたときには正直ほっといたしました。ガスの中に見える左手のピークに向かうと山頂標識が現れました。災い転じて福となす・・・結果は最短時間での登頂となりました。ガスに囲まれた何も見えない山頂ですが感無量です。

○帰りは正規のルートで戻ります。慎重に稜線を辿りトラバース道への分岐を下ります。登山口に戻りますと梯子のすぐ上で左に沢を渡る道がありました。ガスがかかり不注意で見落としたのでした。今回の正解は戻って正しい道を探すことでしょう、どうやら時間との戦いに冷静な判断力を欠いていたようです(深く反省!)



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