倉岳山・高畑山
梁川駅から倉岳山を望む
【行程】 2/12(日) 晴れ[たまプラーザ7:20=(東急)=長津田7:32/7:36=(JR)=梁川8:47−登山口9:07−水場10:13−立野峠10:27−倉岳山10:53/11:02−穴路峠11:17−高畑山11:45/12:23−穴路峠分岐13:02−小篠ダム13:22−鳥沢13:52/13:58=(JR)=長津田15:18/15:24=(東急)=たまプラーザ15:36]
【メンバー】 隊長
○1月は忙しかったり風邪を引いたりで遂に山には行けませんでした。最近の寒さではどうにも炬燵から離れられません、なんとか脱却しようと山行を企画したのですが鴉天狗のドタキャンです・・・『嗚呼、今週も読書三昧か!』ところが土曜日に沢木耕太郎の「凍」を読んだら一気に山に向うモチベーションが高まりました。そうは言っても本格的な冬山に行く実力はありませんから、お手軽な中央線の駅から歩ける前道志の主峰に狙いをつけます。
○天気は快晴ですが寒風が吹く寒い日曜日です。梁川駅では数人のハイカーが下車し三々五々倉岳山に向います。トヨニ沢橋を渡ると右手に登山口があり、舗装道路と分かれて静かな山歩きの始りです。緩い登りの登山道には要所要所に道標が完備していますから道を間違えようがありません。やがて沢沿いの道は雪が凍って滑り易くなります。ストックを出して何とか凌ぎましたが、山野井モードになる前に通過してしまい欲求不満が残る隊長です。
○沢から外れると雪は無くなり支尾根を回り込むと日差の明るい立野峠です。今までの暗い寒々しい道と比べ稜線は一変して陽だまりハイクです。峠からは190mの結構な登りなので汗を掻きながら倉岳山に到着です、山頂からは富士山が正面に望めますが残念ながら上の方は雲に隠れていました。
○穴路峠からは高畑山の特徴のあるピークが望まれますが『まだまだ先は長い』気を引き締めて参りましょう。最後の登りから振り向くと倉岳山が大きく聳えていました。今度は息が上がる前に到着です、思ったほど広くない山頂では2パーティが食事中でした。南向きの斜面は冷たい風が遮られ暖かい春の陽気です、新兵器のイワタニジュニアバーナーで温かい飲み物を作りましょう(普通のカセットボンベが使える優れものです)
○鳥沢への下りは心配していたほどは雪が凍っておらず何とかノーアイゼンで通しました。最後は正面に扇山のたおやかな山容を望ながら堂々の凱旋となりました。振り返れば高畑山と倉岳山が逆光の中に黒々と浮かび上がります。この2山を結ぶ周遊コースは中央線から歩いて登れるので人気があります。北斜面から登るので今の季節は雪が残っていますから念のためアイゼンは持参した方が良いでしょう。
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