秩父槍ヶ岳

中双里から槍ヶ岳を望む


【行程】 6/5(日)晴れのち曇り [中津川7:53=(車)=相原橋8:23/8:33−尾根10:17−稜線11:06−アンテナピーク11:39−秩父槍ヶ岳12:02/12:37−沢13:40−諏訪神社13:57−中津川14:24/15:05=(車)=相原橋15:15==花園IC17:10==練馬IC18:35==たまプラーザ19:55]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗


○奥秩父に槍ヶ岳?衝撃の発見から幾星霜ようやく挑戦の日が訪れました。昨日の上武国境縦走で精も根も尽き果てた登山隊は、登山口さえ発見できずにR140まで来てしまいました。ダム建設のため地図にない新道が左岸に出来たのが原因でした(果たしてそうか?)

○登山口の東屋前には既に4台が駐車しています、さらに準備中に1台が到着です「案外人気の山かも」まずは野鳥観察路をゆっくりと登ります、普通の人々が通過に困らないように道の整備は万全です。20分で「老人・子供はこの先禁止」の看板に出合い、ここからようやく山道らしくなります。

○しばらくタルイ道が続きますが、前方で突然ガラガラと落石が起こりました『一体全体何!』15m先で灰色の獣がこちらを覗っています、よーく見るとカモシカちゃんじゃありませんか。隊長はこんな近くでゆっくりとカモシカを見るのは初めてです(八甲田山では逃げて行く色っぽい後姿を見た)愛嬌のあるつぶらな瞳で興味深そうにこちらを見つめていましたが、やがて徐に離れて行きます・・・可憐な姿をいつまでも見送る登山隊でした。

尾根からドームを望む○道は沢から外れジグを繰り返しながら高度を上げてゆき、終点まで750mで支尾根に出ました。ここから急登が始まります、梯子もあったりしてなかなか侮れません。木々の間からは槍ヶ岳の急峻なドームが間近に望まれ、いやがうえにも期待は盛り上がります。

稜線上の新しい標識○主稜線へは1450pの南側に出ます、ここに槍ヶ岳への新しい道標がありました。明瞭な踏跡を辿ってピークを2つ越えるとアンテナピークに到着です。ここからは岩場を縦走できませんから中津川への道をとり西側を大きく巻きます。中津川への分岐を分けると鞍部から縦走の再開です、支尾根を乗っ越し東に向かうと山頂でした。

○麓からはあんなに厳しい岩峰も裏からは呆気なく登頂でした。山頂も木々が繁り展望はありません、ちょっと消化不良気味ですがお疲れ登山隊には丁度良かったのかも知れません。中津川への道はアンテナからのケーブルに沿ってザレた道をジグを繰り返しながら下ります。嫌気がさしたころにナメ沢を渡るとやがて前方に中津川の集落が認められ、諏訪神社の境内に着きました。

○流れに渡してある小橋を通り県道を中津川まで戻ります。温泉に入って汗を流したら車を回収して帰路につきます。この2日間は充実感一杯の西上州&奥秩父の山旅でしたが身体の節々は悲鳴をあげています、もっと根本的に鍛え直さないと登山隊の本格復活は厳しいかも知れません。



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