阿部山

阿部山山頂にて


【行程】 1/31(土)曇りのち雪[円山7:30=(車)=平和霊園8:55/9:15−377p10:00−515p10:25−阿部山11:15/12:45−平和霊園13:45/14:00=(車)=円山14:23]
【メンバー】 隊長、S夫妻、ABちゃん、Wさん、Yさん、Kさん


○いよいよ隊長の札幌50峰も最後の山となりました。朝起きて西の窓から手稲山方向を望みますが低い雲に覆われているじゃありませんか(残念!)ところが半時間もすると手稲山が朝日に茜色に染まり本日の山への期待感が高まります。

平和霊園の脇を阿部山に向う ○琴似発寒川の渡渉が嫌なので平和霊園から登ることにいたします、霊園手前の除雪スペースに車を停めて墓地を右手に見ながら西へ進みます。前方に送電線が見え始めたら右に尾根を目指す昨日のトレースがありました、377pに向っているようですから使わせてもらいましょう。

○潅木帯の中を静々と進む登山隊ですが余裕綽々で話し声の途切れることはありません。ところが377pを過ぎると515pへの急登が始り、いつの間にかお喋りは消え黙々と高度を稼ぎます。テープは煩いほど付いていますから間違える心配はありません、帰りに515pで東の尾根に向うところだけ気をつければOKです。

○あと500mぐらいでトレースが消え膝下ラッセルの始まりですが、人数が多いのでノープロブレム「最後の100mは隊長に」との声に押されて先頭に立ちます。久し振りのラッセルに息も弾みますが栄光の山頂目指して一心に登ります、楽しくもあり苦しかった数々の山の思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。

友情の横断幕○白樺に括りつけられた山頂標識が暖かく登山隊を迎えてくれました『あっという間に完登』との素晴らしい横断幕も飛び出し熱い友情に隊長の涙腺も緩みっぱなし(しかし笑っている)とにかく皆様の暖かい応援のお陰で達成できた快挙であります。

○山頂では恒例の宴会です、Sさんが担ぎ上げたシャンペンで乾杯『うまい!』ビール、甘酒、汁粉と息つく暇もありません。タイミング良く雪も降り出してきましたので名残惜しいが山頂をあとにします。下りは登ってきた尾根を辿り急降下、童心に帰り尻すべりで一気に下ります。人数が多いので前後に離れすぎないよう気を付けながら、時々メンバーの確認をしつつ無事に林道に戻りました。

○札幌50峰は一昨年4月の円山を皮切りに阿部山まで1年10ヶ月で完登することができました。去年の春から本格的に取り組み始めたのですが、半分は夏道が無く遅くまで雪を求めてフラフラと単独行で狭薄山、小漁山、中岳などとお騒がせいたしました。これでようやく札幌の山にもひととおり踏跡を残したので一安心です。


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