藻岩山

藻岩山から薮漕ぎ支尾根


【行程】 11/16(日)曇りのち晴れ [円山公園8:08=(地下鉄)=真駒内8:30/8:54=(バス)=北の沢二股9:07/9:11−386p9:48−峠道10:07−T6分岐10:26−藻岩山11:01/11:15−北の沢分岐11:30−登山口11:48−北の沢二股12:05/12:15=(バス)=真駒内12:33/12:40=(地下鉄)=円山公園13:07]
【メンバー】 隊長


○三週間ぶりに山に向かいますが、体調を少々崩していたので足慣らしに軽く藻岩山に参ります。北の沢からp386を通る失われた登山道を辿ってみましょう。もう廃道との噂もある道ですが小林峠からの登山道までは短いので何とかなるでしょう。前線の通過もあり早朝は激しい雨でしたが北の沢二股バス停では時折陽の差す好天になります、濡れた薮を漕いでも良いように上下カッパの完全防備で出発です。

○やたらに犬の多い家の角を曲りますが一斉に吠えられ生きた心地がいたしません、冷静に観察すると10匹以上いますが鎖に繋がれ一安心。ところが一際大きな吠え声に振り向くと繋がれていない一匹が道の真中まで上ってきたじゃありませんか。思わず駆け出しそうになるところをグッと堪えて睨み付け、一歩戻るふりをすると敵はスゴスゴ道から退散です(勝った)

○行き止まりから笹藪に突入ですが境界見出標にピンクテープが付き380pまでは急登が続きます、笹を掴んで必死に登りますが久し振りの山に息は上りっぱなしです。しかし道なんて影も形もございません、地形図の道とは違うのできっと尾根上に出れば道の跡があるのでしょう。

小林峠からの道から支尾根入口(赤ペンキで×)○386pへは笹が胸まで茂った中を掻き分けながら辿ります、見た目より密度が薄いので順調に進みますが稜線上にあるはずの踏み跡は全く見当たりません。支尾根を真直ぐに北上しますと小林峠からの登山道に406pでぶつかります、立派な道に出て振り返ると木に赤ペンキで×が書いてありました。

○ここからT6分岐経由で藻岩山を目指します、三週間前に通った時よりも葉が落ち明るい道となっていました。黄金のような落葉松の落葉が一面に敷かれた馬の背への下りは通るのが勿体無いような贅沢な絨毯でした。天気はいつの間にかピーカンですが、風が強くて目まぐるしく変化する不安定な空模様でした。

北の沢から支尾根380p○山頂の展望台からはアプローチに使った支尾根が意外な大きさで眺められます、陽の光を浴びて輝く姿はなかなかのものでした、これで薮を漕いだ苦労が報われるというものです。下りは通ったことのない北の沢ルートを使いましょう、分岐の位置が地形図とは違い馬ノ背のすぐ東側になっていました。登山口からは往きの支尾根を回り込むようにバス停に到着です、わずか10分の待ち時間でしたが風が冷たくなりましたね。



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