小樽低山散歩

天狗山〜於古発山〜遠藤山〜丸山

縦走路から丸山を望む


【行程】 10/19(日)晴れのち曇り [札幌7:36=(バス)=小樽8:20/8:35=(バス)=天狗山ロープウエイ8:50/8:53−天狗山9:50/9:55−於古発山10:59−遠藤山11:32/11:55−丸山12:43/13:00−登山口13:32−塩谷13:57/14:13=(バス)=小樽14:29/14:36=(バス)=札幌15:21]
【メンバー】 隊長


○今日は小樽の低山散歩です、小樽から天狗山ロープウエイ駅までバスを利用しますが、降りるときに前のオジサンのザックに小型ペナントが!HYMLへ最近入会した小樽のTさんでした、山での遭遇は良くありますがバスでとは珍しい?

○スキー場を横切り林の中に入ると秋色濃い登山道となります、路傍には八十八体の観音様が並び良い雰囲気でした。再びスキーコースに出ると山頂は近いようです、地図は20万分の1のロードマップしか持っていないのですが、痒いところに手が届く道標完備のピクニックコースですから大丈夫。念のため山頂駅でパンフレットを貰いましょう(置いてないとはどういうこっちゃ)

大曲展望台から天狗山を望む ○初めてですから遊歩道を一周してから三角点を踏んで行きましょう、地図が無いので忠実に山頂駅まで戻り登り返します。ところが道標どおり登ったら先ほど横を通ったリフト終点に出て道が無くなります、先行者がウロウロと困ったもんだ。強引に薄い踏み跡を辿り、笹を分けながら進むと立派な縦走路に飛び出ました(だから地図が要るって言うの)

○黄色の絨毯を敷き詰めたような豪華な路はカサカサと乾いた音を響かせます、一歩づつゆったりとした足取りは五感で秋を感じながらの贅沢でした。遠藤山の狭い山頂は6名パーティと後から来た夫婦連れで結構混みあいました、オジサンの尻の下には立派な一等三角点がありますが、その割りに展望は優れません。

○遠藤山から丸山までの尾根道は印象深い道でした、黄色く色づいた豊かな林の正面には丸山が鋭く望まれ、笹原から振り返れば遠藤山がスカイラインに頭ひとつだけ出ています。前方に単独行を認めるや鞭が入り超高速でガシガシ登り(本当に困ったおじさんだ)最後の岩場で捉えると一気に抜き去ります「速いですね!」「いやぁ〜」照れてる場合じゃありません気を抜かず頑張りましょう。

丸山から遠藤山を望む○久し振りのデッドヒートで山頂に着いたらフラフラじゃありませんか(いい歳して情けなぁ)頂の岩稜に登れば小樽、赤岩、オタモイが眼下に広がり今までの苦労が報われます。足下には大きな空間が・・・思わず後ずさりする高所恐怖症の隊長でした。冷たい西風が冬の訪れが近いことを感じさせますが、陽の光はまだ暖かく岩陰でカッパを羽織り休みます。

○冷えた身体には運動が一番『さあ下りましょう』冬に必死で登った山頂直下はあっと言う間でした、風に揺れるススキの原も一気です、道が滑り易いので無理は禁物ですがとっとと下ります。駅に着いたら電車は1時間以上先ですって、仕方が無いので5号線のバス停まで峠を越えて歩きます。

○カサコソと落葉を踏み分け、葉の落ちた木々の間から展望の得られる明るい稜線を歩く幸せ・・・晩秋の低山歩きは隊長の大好きなジャンルです、今日は本当に充実した秋の一日でした。ここ北海道では冬の訪れが早くすぐに雪が降りますから陽だまりハイクは長くは楽しめません、あと何回落葉と戯れられるのでしょうか。



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