銭函天狗山
稜線から山頂の岸壁を望む
【行程】 9/14(日)晴れ [円山第一鳥居10:24=(バス)=銭函11:08/11:15−銭天山荘11:37−天狗山12:23/12:48−銭天山荘13:15−銭函13:34/13:41=(バス)=円山第一鳥居14:38] 【メンバー】 隊長
○夜半に接近した台風の影響で激しい吹き返しが札幌を襲いますが、天気は確実に回復しています。台風一過の晴天を狙って近場に出掛けましょう、家からバスで行ける銭函天狗山に決定です。前に春香山から見下ろした時には感じなかったのですが、銭函から仰ぎ見た天を突く雄姿に痺れた隊長でした(でも、ちょっと名前がなぁ)
○ところが待てど暮らせどバスが来ません、同じバスを待つオバサンは「もうすぐ来るから」と落ち着いたもの。イライラ隊長が時刻表を確認すると休日は9時台のバスが無いじゃありませんか・・・家に帰って1時間後に出直しです。
○銭函のバス停からは大倉山学園に向かいます、登山口への林道は舗装工事中ですが登山には問題ありません。登山口からは良く整備された山道を数分で銭天山荘です、小じんまりした気持ちの良さそうな小屋ですが一般開放はしていません。いよいよ山道は険しくなり思いもよらぬ急登が始りました、台風で落ちた枝や葉が道の上に広がり滑って歩きにくい道です。幸い爽やかな風が木々の間を通りますから一気に登ります、心臓はバクバクですが短い行程ですから頑張りましょう。
○やがて前方に岸壁が見えて来ます、手強そうな岩場ですが基部から右に回り込んでひと踏ん張りで稜線です。50mぐらい先に三角点がありましたが旗が立っているだけの寂しい山頂です、その少し先に展望の良い岩場があり山頂標識はこちらにありました。しかし人気の山と聞いていたのに誰もいないとは、来る道も蜘蛛の巣だらけで怪しい雰囲気でした。
○山頂からは手稲山、奥手稲山、春香山など周りを囲む頂が手に取るよう、目を転じれば石狩湾は波高し、白く砕ける波頭が銭函の海岸線をくっきりと縁取ります。ピーカンの山頂は夏の名残の日差しがきつい、ハイペースに汗びっしょりでしたが強めの風が心地よく気分は最高です。
○下りは滑り易い道を慎重に戻ります、途中で単独行2人に出会いましたが午後からとは随分と遅い登山ですね。わずか1時間のお手軽登山ですが、変化に富んだアプローチと展望の良さはお値打ちです。秋の低山ハイクにピッタリでしょう、時間が空いて気が向いた時にフラッと出掛ける先に良いのではないでしょうか。