八剣山

(観音岩山)

国道から八剣山を望む


【行程】 7/6(日)晴れ [夕日岳から=>簾舞11:01−南登山口11:30−八剣山12:14/12:34−西登山口12:57−簾舞13:45/14:07=(バス)=札幌15:10]
【メンバー】 隊長


○午前中の2山は軽すぎてこのまま帰る訳には参りません、帰り道にある八剣山に寄って行きましょう。この山は何度も計画しましたが何故か未踏峰です、この機会に南登山口から西登山口への縦走を試みます。簾舞からは新しいトンネルの手前の細い道を右に取り、林道を右折すると登山口です。

○登山者名簿には直前にカップルが入山しています、気合を入れて急登に挑みます。ごつごつ岩の出た道を暫く行くと前方に岩場をトラバースする2人連れが居ました、すぐに後ろに付きますが何だか凄い道を進んで行きます。最後は笹を掴みながら四つんばいになって登って行きます『おかしいな、小さな子供が降りてきたけどここを通ったのかなぁ』前方の男の横に出てみたら踏跡なんか欠片もありません。

○笹を分けてドンドン登って道を探しますがありません、慌てて左方向に笹を漕げば良い道が斜め下に見つかりました・・・呼子を鳴らして知らせてあげます。藪漕ぎで息が上がった身体には風が無い樹林帯の登りは辛いものがありました。ところが稜線に出ると一変します、爽やかな風が吹く岩稜帯では汗も吹き飛び一気に疲労回復です。

スッパリ切れ落ちた稜線○右に巻き道がありますが折角ですから稜線を忠実に辿りましょう、左側がスッパリと切れ落ちた岩場は高度感満点です。第2峰は右側も鋭く切れ落ちて目も眩むようなナイフリッジです、風が強くないので何とかなりましたが強風下では通過したくない場所です。恐いもの見たさでそのまま山頂まで稜線を辿ります、前方の視界が開けたら山頂でした。

八剣山山頂にて○流石に人気の山です、登山者が数人休んでいます。岩稜の独立峰からは360度の大展望が待っていました、陽射しは強いものの気温がそれほど高くなく微風が心地よい山頂でした。下りは西コースを取りましょう、急な斜面を一気に下りコルからは樹林帯の緩い坂となります、笹が少々被る道を過ぎるとすぐに登山口です。

○サクランボがたわわに実った観光農園が続く山麓の道です、仰ぎ見れば八剣山の岩肌が圧し掛かるように立ち上がっています。頂上に遊ぶ人々が米粒のように眺められ、わずか半時間前にあそこに居たことが信じられません、恐竜の背を思わせる岩稜を南から真中まで辿ったことなど夢のようです。しかしここからが長かった、最後は道を曲り間違えてトンネルを抜けて簾舞に戻ることになりました(情けなぁ)



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