大二股山

山頂付近の薄い笹藪


【行程】 6/7(土)晴れ [迷沢山から=>豊平川林道入口10:40/10:49=(自転車)=土砂崩れ11:05−漁川林道500m11:24=(車)=大二股山南東11:45−大二股山12:18−大二股山北東12:50=(車)=漁川林道入口13:02−土砂崩れ13:10=(自転車)=林道入口13:58/14:15=(車)=札幌15:55]
【メンバー】 隊長


行く手を阻む崖崩れ○定山渓トンネルを抜けた所から豊平川林道に入りますが、いきなり170mのダウンヒルです。路面は荒れていないので極めて快適ですが、帰りに登ることを考えるとちょっと心配です。下り終わって豊平川沿いの道は通行止め?1Kmほど先が崖崩れで大量の土砂が行く手を阻み通れません。

○試みに踏み跡を辿れば何とか真中までは行けますが次の沢地形がトラバースできません、滑ったら最後谷底へ真逆さまです。慎重に足を踏み出して最後は倒木を潜って向こう側まで行けましたが、ザレた斜面は不安定でいつ上から岩が落ちてくるかわかったものではありません。泣く泣く自転車をデポして歩く決心を固めます。

○何の因果でこの炎天下林道歩きか『ついていない』ところが1Kmほど歩いたところで後ろから車が近づいてきます、中山峠側から入ってきたようです。手を上げると停まってくれるじゃありませんか、おまけに大二股山に山菜採りですって『盆と正月がいっぺんに来たー』この幸運も急な林道をジグザグ曲っているうちに現在位置が分からなくなり不安に変わります、この付近は地図に無い林道が縦横に走っている魔の地帯だったのです。

○暫く行った分岐でオジサン達がお弁当の最中でした、ここで降ろしてもらい場所の確認です。この人たちは林業関係者OBでこの近辺を知り尽くしているとのこと。少し戻って6号ブル道を入り途中から薮漕ぎで山頂だそうです「なんも無いよ、物好きだねぇ」そうです隊長は物好きだったのです。

○植林された跡もあり全面の薮は避けられましたが、山頂付近はのっぺりとして判然とせず感動はありませんでした。林道に戻り腹ごしらえした途端に降りてくる1台の4駆、手を上げると停まってくれました(地獄に仏は何人もいたのですね・・うれし涙)この季節には山菜採りの車が奥まで入っているので大変助かりました。

○最後のシンドイ坂は自転車を押して登り切ると車をデポした林道入口です、何だか何時もと違う筋肉疲労が心地良いサイクリングでした。物好きにも大二股山に登るというアホな企画でしたが、土砂崩れに阻まれたり現在位置が不明だったり、数々の難関を潜り抜けての登頂はやはり尊いものでありました。



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