朝里岳・白井岳

朝里岳下りから白井岳を望む


【行程】 4/20(日)曇りのち晴れ [札幌7:30=(バス)=札幌国際スキー場9:07/9:12=(キャビン8)=山頂駅9:20/9:30−朝里岳10:10/10:20−下降点10:47−白井岳11:48/12:06−スキー場13:20/15:00=(車)=札幌16:20]
【メンバー】 隊長


○今日は晴れマークなのでちょっと高い山に挑戦です、でもスキー場のゴンドラ駅から2時間強ですから隊長向きの軟弱ルートなのです。下界の雪はほとんど融けましたが1000mを越える山の上にはまだ3m以上の積雪があります、昨日も少々積もったようですからスノーシューを担いで参りましょう。GPSを持たない隊長の安全度は天気に左右されるので天気予報を熟慮の末に決行でした。

○バスがスキー場に着くと素早くチケットを買いキャビン8に突撃です、心配していた混雑は無くスムーズに乗り込みました。山上駅からは鎖を跨いで朝里岳に向けて出発です、先行者のスキーとシューの跡がありますので辿りましょう、雪は程よく締まっていますからつぼ足で充分です。緩やかな傾斜ですがなかなか山頂に着きません、早くも息が上ってきました(情けなぁ)最後はなだらかな平原を人が立っている地点を目指します。

真白な余市岳○ようやく着いた山頂からは真白な余市岳の鋭い稜線が正面に見え、その下には飛行場と呼ばれる平原が広がります、まったくもって視界の利かない時には通りたくない場所です。周囲の山々はほとんど望まれ幸せなひと時でした、しかし目指す白井岳は左手に大きく聳えていますのでこんな所で落ち着いてはいられません。

○下降点までは先行者が2人いましたがここで追い抜きました、急なガリガリの斜面をズボズボと時々股まで潜りながら一気に下ります。尾根の左側には大きな雪庇がありますので近づかないようにしましょう、いつの間にか空からは雲が無くなりピーカンで気温も上ってきたようです、1190pでスノーシューを装着し万全を期します。

○ところが思いのほか苦しい登りにシャリバテ一歩手前で何とか白井岳の山頂です、南側に風を避けて先行者が一人いました。若干霞んでいますが羊蹄山が無意根山の右奥に見えるなど360度全てが望まれる山頂は隊長に至福の時を与えてくれました。一人だと食事も簡単です後続の到着を潮時として山頂を後にします。

白井岳から朝里岳を望む○天気も良いので下りは直接スキー場に向かいましょう、急な斜面をスノーシューで一歩一歩慎重に下ります。誰も居ない斜面にはシューの見苦しい跡がついてしまいましたが、こんな些細なことを気にする隊長ではありません。トラバース気味に下れば1190pから北に伸びる尾根に到達し、嬉しいことに尾根上にはスキーで上がって来た跡がありました。

○下の沢が渡れるか心配でしたがトレースを見て安心しました、少し早いのですが忠実に辿り尾根を外れて沢地形を行きます。沢を渡って一安心と思っていたらもう一度渡り直しがっかりです、最後はスキー場の近くで落っこちそうなスノーブリッジを渡って無事にスタート地点に戻りました。

○バスの時間まで1時間40分も時間があります、スキー場の広場でまったりと過ごしましょう。今日は晴天に恵まれ春山を満喫できた一日でした、まだまだ実力不足ですがようやく一人で歩き始めた隊長は札幌の雪山にも馴染みが出来つつあるようです。



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