豊平山・豊栄山

硬石山下りから豊平山・豊栄山


【行程】 4/12(土)曇り時々晴れ [硬石山=>国道11:40=(タクシー)=採石事務所11:48−コル12:40−豊平山13:15/13:35−コル13:55−豊栄山14:28/14:36−藤野3条11丁目15:10/15:24=(バス)=真駒内15:52/15:58=(地下鉄)=円山公園16:22]
【メンバー】 隊長


○採石事務所に登山の許可を貰おうと立ち寄りますが入場禁止ですって。折角来たのになんたることでしょう、でも川筋通過で何とか同意が得られました「増水しているし熊がでるぞ」などと脅されましたが・・・作業場を過ぎ慎重に作業道路を横切ると雪原の登りです、台地に出ると前方に豊平山が圧し掛かるように望まれます。

○コルに達すると向こう側から複数の踏跡が上ってきていました、無用なトラブルを避ける意味でも西側から登るのがよろしいようです。いよいよ本日のメインエベント急登の始まりです、左側は大きく抉られていますので端は歩かないようにしましょう。つぼ足でも何の問題もありませんが時々踏み抜くのには参ります、次第に急になる傾斜に息も絶え絶え、背中のスノーシューが潅木に当たり疲れが倍加するようです。

○山頂に出ると展望が南に大きく開けていましたが、雲底が800mぐらいと低く遠望は厚い雲に阻まれます。先ほど登った硬石山の黒々とした山容が眼下に望まれ良い感じ、ここは時折日が射す陽気で風も無く遅い昼食を取りまったりします。下りはどこに降りましょうか?北にある豊栄山を越えて藤野に出るのがよさそうですが、地図を見ると手前の細い稜線の岩峰マークが気になります、果たして通過できるのでしょうか。

美しい三角錐に疲れも吹き飛ぶ○コルから登り返すと手前のピークは最後の20mが崩れ易い岩のザレ場です、この向こう側にはどんな困難が待ち受けているのでしょう。時間も早いしダメなら戻れば良いと開き直り慎重に登り切ると・・・何と向こう側には作業道が上ってきていました(がっくり)稜線の西側でも採石が始り尾根の上には作業道が我が物顔です、幸い土曜日の午後で作業していませんから通らせてもらいます。振り向けば背後の豊平山が秀麗な三角錐を見せてくれ疲れも吹っ飛びます。

豊栄山山頂(後ろに硬石山)○スキーコースの脇を一心に登ると小さなアンテナ群のある山頂です、立派な標識も立ちワカンの踏み跡も反対側から上って来ていました。スキー場はもう営業していないのでコース内を真直ぐに降下しましょう、傾斜がきつい所ではグリセードで、いんや尻セードで転げ落ちました。朝の天気が悪かったことはありますが山では誰にも会わない寂しい一日でした、流石にバス停に着いたらもうくたくたです、低山と言えども雪の一日二山はきつかった。



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