股下山

股下山山頂にて「さあ、下りましょう」


【行程】 12/8(日)晴れ [大谷地8:10=(車)=春香山登山口9:15/9:30−股下山11:00/12:10−登山口13:00/13:10==大谷地14:20]
【メンバー】 隊長、S夫妻


稜線からつげ山を望む○今日はスノーハイク第二弾。先週の蓬莱山はスキー場を通り足慣らしに最適でしたが、股下山はコースこそ短いけれど本格的な雪山です、この冬一番の寒気団が南下していますので気を引き締めて参りましょう。残念ながらABちゃんは仕事でキャンセル、未だスノーシューの初日が出ません(サラリーマンは辛いのぉ)

○駐車場から車道を戻り尾根に取り付きます、今日はトップをさせてもらい緊張の隊長です。いきなり急な斜面が目の前に「どこから登りましょう?」「好きなところでいいんでない」それじゃ真直ぐまいりましょう。スノーシューの登坂能力はかなりのものです、スキーと勘違いしてハの字にしたってエッジがないんだから駄目ですよ、クランポンを利かせましょう。

○膝まで潜りながらのラッセルはファンタジックな体験です、息が上りながら稜線に出ると一瞬辺りが真白に、突風が雪を舞い上げながら通りすぎました。稜線上には木が生えていて小潅木も少々煩いが気分は8000m、薄い空気が肺のなかで弾けます。脚が上らなくなってきたところでトップ交代、半魚人部隊は黙々とピークを目指します。

温かい素饂飩も乙なもの○最後の急登を踏ん張ると呆気なく山頂でした、樹木で白井山方向の展望はありませんが、少し西からは木々の間に真白な鋭い山容が望まれます。さて本日は素饂飩です・・隊長に良い思いばかりさせては図に乗るとのありがたい差し金か。日の当たる場所なのに鍋は沸騰せず、ビールの泡が見る見る凍る恐怖の寒冷地、風が無くて良かった。

涎のでる下り斜面○40分遅れでワカン隊の到着です、ワカンとスノーシューの違いか、はたまた体力の違いか、恐るべし半魚人軍団。さて我々は特等席を譲って山を下りましょう、雪原のなかに飛び込むと白い煙が舞い上がり柔らかく受け止めてくれます、笑いの止まらない隊長です。

○調子に乗りすぎると碌なことがない、足もとのが疎かになりもんどり打って雪面に顔から突っ込みます、でも柔らか雪だから全く問題なし。雪まみれも軽く叩けば落ちるパウダーですから本当に幸せです。山スキーに最適の斜面をグングン下り小沢を越えれば前方に車道が見え駐車場は近い。あまりの楽しさに時の経つのは夢のうち、余裕を残しての下山もスノーハイクの掟でしょうか、これ以上の経験は次回の楽しみに取っておきましょう。



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