三峰山

八丁平から三峰山


【行程】 2/9(土)雪 [難波8:42=(近鉄)=榛原9:05/9:10=(奈良交通バス)=みつえ青少年旅行村10:15/10:25−小屋(トイレ)10:55−避難小屋11:45−三峰峠12:03−三峰山12:12/12:44−新道峠13:20−みつえ青少年旅行村14:20/15:00=(奈良交通バス)=榛原16:07/16:26=(近鉄)=難波17:25]
【メンバー】 隊長、シェルパ1号


○関西で霧氷を見ようとするとなかなか大変です、奈良の奥に有名なポイントがあるとの有力な情報に基づき、今回は珍しくミ〜ハ〜登山に徹してみました。近鉄電車の中は登山客で一杯です(関西は人気の山は超混雑、他は超閑散)榛原駅から三峰山と高見山へのバスが出ています、高見山はミーハー度が高すぎて流石の隊長もパス、少し骨のある三峰山へのバスに乗り込みます、バスはどんどん増発され座って行けます(昔とえらい違いやなぁ)

三峰山山頂にて「霧氷はどこじゃぁ」○みつえ青少年旅行村からは車道を少し戻り林道に入りますが、その間もバスが次から次へと到着します。不動滝への道を分けると樹林帯の中の急登です、本日は時間もたっぷりあり汗をかかずに登る訓練をいたします・・どんどん追い抜かれる登山隊(なんたって荷物が大きいのよ)尾根に出ると小屋(トイレ)がありました。小屋の前の林道を渡り尾根に取り付きます、急階段を上ると雪の中の滑り易い道が始ります、暫く我慢しますが皆さんアイゼンを装着し始めました。

山頂の山名標識は自己顕示欲の塊(関西の恥)○「そろそろ我々もアイゼン着けようか」「・・・」(誰だ装備の手抜きは!)『仕方が無いのでそのまま突撃だぁ・・』怪しい足元に難渋しながらもバランスを保ち頂上を目指します。避難小屋を過ぎ少し登ると三峰峠です、右は新道峠から高見山への道ですので左に向います。この辺りのブナ林に霧氷があるはずなのですが、影も形も見えません。昨日までの暖冬の所為でしょうか、おまけに頭上からお日様が顔を出してはお終いです。残念ですがあきらめましょう。

○山頂は北側が開け雪雲の中に霞んだ倶留尊山が望めます、ブナ林の中のなだらかな斜面には昼食をとる人々がおよそ百名、子供たちもいたりして静かなもんです。帰りは八丁平に寄ります、開けた草原からは南に台高の山々が素晴らしいシルエットを見せています。すると突然猛吹雪が襲って来ました、まともに向かい風を受け雪で目が開けていられません。

○あと1時間我慢すれば霧氷がみられそう(ってどうしてそんなこと言うの?)当然すぐに下山いたします。帰りは新道峠経由です、こちらは積雪もあり下りでもそれほど滑らず助かりました。バス停前には休憩所があり地元の名産を売っています、アマゴとコンニャクをつまみに吟醸酒を飲めば雪の寒さもまた乙なものです。

○3時半に出る予定のバスがいきなり発車です、酒をかっこみ慌てて駆けつけますが直前で満員アウト、すぐに次のバスが来ましたので30分早く帰ることができました、正直言ってあれ以上いたらヘロヘロに酔っ払うところでした。霧氷こそ見られませんでしたが、久し振りの雪は心がウキウキ楽しい体験でした。登山隊の実力では本格的な雪山は恐いし関西ではこれが限界のようです。




2002年の記録へ