静岡低山六連発
根川山・団子塚・木枯ノ森・舟山・有東山・八幡山
団子塚はお茶畑の上の小さな杜
【行程】 12/28(金)晴れ [岐阜県から=>高塚12:56=(タクシー)=NE13:07−根川山13:14−NE13:20=(タクシー)=高塚13:32=(JR)=袋井13:57=(タクシー)=S14:05−団子塚14:06−S14:07=(タクシー)=袋井14:14/14:26=(JR)=静岡15:19/15:32=(静鉄バス)=服紙中学校前15:55−S16:10−木枯ノ森16:11−S16:12−舟山16:34−工業団地前16:41=(静鉄バス)=伝馬町17:00=(タクシー)=N17:09−有東山17:12−N17:15−NE17:19−八幡山17:23−SW八幡神社17:34−静岡17:50/18:06=(ひかり)=新横浜18:53]*登山口の方位 【メンバー】 隊長(単独)
【根川山】ねがわやま(32.0M)静岡県第一位
○岐阜の低山を順調に消化した隊長は静岡県の低山に挑みますが、日没まで時間が無いので車に頼ることにします。高塚の北にある佐鳴湖の西岸には遊歩道が造られ根川山の麓にも駐車場とレストハウスがあります。小池を挟んだ紅葉の残る根川山の風景は冬の柔らかい日差しのなかで輝いていました。
○林道から山頂を狙いますが車両通行止めでは歩くしかありません、息を弾ませ尾根まで上がります。ガードレールを跨ぐと落ち葉の積もった斜面を急降下し、登り返すと静かな根川山の山頂です。この季節の藪漕ぎは蜘蛛の巣が無いので大助かり、すぐに踵を返しますが息が上がってフラフラです、こんなことなら南側の池から直登の方が良かった。
【団子塚】だんごづか(41.4M)静岡県第三位
○地図ではゴルフ場の片隅に三角点がありすぐ南側を道路が横切っています『もしかしたらフェンスの内側にあるのでは』と心配しながらの訪問でした。車で近づくと道の両側はなだらかな丘陵地帯で手入れの行き届いたお茶畑が続きます。お茶畑の上に小さな杜がありました、細い踏み跡を辿れば真ん中に三角点を発見!
【木枯ノ森】こがらしのもり(43.0M)静岡県第四位
○静岡駅でレンタサイクルを所望しますが「当駅では扱っておりません」なんたる不始末、替わりにバスを捜します(遠いのでタクシーは財布が許しません)近くに行く便は1時間先ですが幸い500M手前の停留場を通る便がありました。
○牧ヶ谷橋から東の河原にこんもりした小山が望まれます、川の真ん中に異様な風景ですがこの辺りではそれほど珍しくないようです。北側の流れは大きいので南側からアプローチします、小川と見えたのは幅1.5mの急な流れでしたが思い切って跳び越えます。
○山は護岸に囲まれていますが階段があるので山頂までの道が期待できそうです、東側に回りますと鳥居と参道があります。苔むした急階段を上ると鬱蒼とした林の中に渋い社が建っていました。木枯の吹きすさぶ河原の真ん中にある小山は川に橋が出来る前は旅人達のオアシスとしての存在だったことでしょう。
【舟山】ふなやま(43.7M)静岡県第五位
○夕暮れの迫る安倍川の河原に緑色の小山が霞み、麓には川の流れが回り込み渦を巻いています、近くまで行くにも手前の幅10Mの流れを横切らねばなりません。ここは素直に諦めましょう、如何にアホ隊長と言えども新聞の社会面を賑わすような結果は望んでおりません。堤防の上から眺める舟山の山頂付近からは今まさに白鷺が飛び立たんとし、広げた両翼は夕日を浴びて茜色に染まり隊長の心を釘付けにいたします。
【有東山】うとうやま(35.0M)静岡県第二位
○バスで静岡市内に戻った時にはもう日は暮れていました、有東山の麓に着いたら真っ暗です。お寺の裏を這い蹲りながら登ると山頂の小公園に出ました。かすかな明かりの中でベンチに佇むカップルが一組、お互いビックリいたしますが無粋な隊長は任務遂行のためストロボを焚かせていただきます。駅方向に黒々と聳え立つシルエットに吸い寄せられるように八幡山を目指すこととします。
【八幡山】やわたやま(63.7M)
○北東の角に登り口を発見、階段を進むと山頂まで所々に街灯が設置され暗くても安心です。先ほど登った有東山の黒い影が桜の木々の間から見え隠れいたします。山頂は広場になっていました、地図を片手に三角点を探しますが在るべきところに見当たりません。月明かりのなか徐々に範囲を広げながら目を皿の様にいたします、半ば諦めかけた頃だいぶ西寄りの一段上に三角点を発見、感動の一瞬でした。
○西へ縦走し城址から南に下る道を辿ります、こちらは明かりがないので懐中電灯を点けてゆっくりと降ります。下山した所は八幡神社の境内です、かなり大きな神社ですが、もう初詣の準備が進められていました、本日の無事下山をお礼参りして静岡駅を目指します。