湖南アルプス

太神山(不動寺)から矢筈ヶ岳を望む


【行程】 9/8(土)曇りのち晴れ [大日山から=>黒津7:33=(帝産バス)=上関7:40−笹間ヶ岳8:34/8:44−御仏河原9:16−矢筈ヶ岳10:01−太神山11:10−県道出合12:25−大鳥居12:58=>金勝アルプスへ]
【メンバー】 隊長(単独)

山頂の八畳岩○東海自然歩道は次第に山の奥に入り細い山道となります、昨夜の雨で濡れた草を掻き分けながら尾根道を辿りますが、執拗な蜘蛛の巣攻撃に顔中ゴミだらけです。林道を渡ると笹間ヶ岳の山頂はひと登りで、頂には八畳岩という大岩が鎮座しています。これに取り付き三点確保で攀じ登りますが『下りは恐そう!』・・案ずるより生むが易し、裏側に梯子が掛かっていました。岩の上からの眺めは雄大です、薄い靄の中に見え隠れする瀬田川の白い流れと、深い緑の山々の連綿と続く様は見飽きることはありません。

○下りで単独行とすれ違いましたが本日この山塊で出会った唯一の人でした。キャンプ場を過ぎ御仏河原からは自然歩道と分かれ山道となります。良く踏まれてはいますが人の通った跡があまり感じられない寂しい道です。大岩を越えると出会峠です、ここから矢筈ヶ岳に向かいますが『まつたけ山につき9月20日から11月15日まで入山禁止』ですって。危ないところでした、折角ここまで来てピークが踏めないなんて考えただけでもゾッとします(これだから関西の山は気が抜けません)


太神山の山頂
○山頂は林に囲まれて展望はありませんが、苔むした大木の連なる道筋はちょっとした別天地でした。複雑な地形を辿るといつしか清流の流れる小谷を渡り、登り返すと東海自然歩道に出ます。道なりに不動寺に入り奥の階段を登ると重要文化財の本堂(岩との接合部が珍しい)があり、この先に三角点がありました。

○下りは自然歩道を通りますが、こちらは山道でなくただの林道じゃありませんか、1時間で県道に出ると車がビュンビュン通って恐い恐い。足の裏が痛くなった頃にようやくバス停に到着、幸い数分でバスが来ますのであと20分の歩きは放棄しました。





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