播磨アルプス
豆崎奥山−鷹ノ巣山(鹿嶋山)−高御位山−中塚山
縦走路から高御位山を振返る
【行程】 6/30(土)曇り [新大阪9:40=(JR)=曽根10:43/10:46−豆崎奥山11:10−鷹ノ巣山(鹿嶋山)12:19−高御位山13:00−中塚山13:50−峠14:26−宝殿15:03/15:06=(JR)=大阪16:00] 【メンバー】 隊長(単独)
○先週は富士山で思いもよらぬ敗退となり、今週に登山隊の再起を賭けていたのですが「ドタキャンとはどういうこっちゃ!」シェルパの腹冷えに隊長の欲求不満は爆発寸前です。仕方が無いので午後からの天候の回復に期待して近場に出かけることにします。JRの駅から歩いて登れる播磨アルプスに挑戦です、標高は300Mに届きませんが姫路の手前で(宝殿から曽根にかけて)好ましい山容が望まれます。
○曽根駅前は大勢のハイカーでごった返しています、ウォーミングアップ中にゾロゾロと出発して行きました、その数およそ50名。同じ方向ですので慌てて追いかけます、国道を渡り惻道に入ったところで確信しました、同じ山とは嫌だなぁ。ところがいつまでたっても山に向かいません「どちらまで?」「姫路」「えーっ」慌てて登山口を探しに戻ります。親切な地元の人が「鹿嶋山はそこからだよー」と教えてくれました。『かしまやま?』まあいいか、赤布に導かれて民家の脇を入ります。
○いきなり30Mの岩場が現れますが一気に登ります、みるみる汗が噴出し背後には視界が広がります。登り切ると豆崎奥山です、本日の縦走路が鷹ノ巣山、高御位山、中塚山と一望されスカイラインは一級品です。少し藪っぽいが良く踏まれた道を進み、下ったところが阿弥陀山頂公園で鹿嶋神社からの道が上ってきています。ここまでは誰にも会いませんでした。
○百間岩の登りは100Mほどの岩場ですがアルペンムードを満喫できる本日のハイライトです。雨で濡れたら滑りやすく注意が必要でしょう。前方に見える双耳峰が鷹ノ巣山ですが、喘ぎながら着いた山頂には「鹿嶋山」の大きな標識が・・「別名鷹ノ巣山ともいう」ですって。ガイドブックには鷹ノ巣山と紹介してありますが、地元での呼び名や山頂の標識からして鹿嶋山と呼ばれ日は近いようです。
○高御位山(たかみくらやま)までは小さなアップダウンの連続です、最後の樹林地帯を過ぎると目の前に展望が開け、連峰最高峰からの雄大な眺めに暫し時を忘れます。山頂の岩場には涼風がわたり直下の岩場からザイルパーティーの声が木霊します。こんな場所から飛び出したらさぞかし気持ちが良いでしょう・・大正10年に本当に飛んだ人がいるから驚きです、滑空機なる物で300M飛翔したそうです(記念碑が建っています)
○階段を50M下ると成井への道を左に分けます、岩に書かれた矢印に従って縦走を続けますが、岩場の長い下りは足元に要注意です。大きく下ってから中塚山、北山奥山を越えて尾根を東に転じます。『それにしても暑い!暑すぎる!』夏の低山はこれだからかないません。太閤岩なる物見の岩を過ぎ小山を越えたところが終点の峠です。祠が車道の道端に建っていますので、登山の無事のお礼をお参りしてから宝殿駅に向かいます。何故、今になってお日様が顔を出すのでしょうか、熱射の車道歩きが40分とは情けない。
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