宮之浦岳

縄文杉にて

岩崎元郎さんと2ショット


【行程】 11/23(木)曇り[羽田13:05=(JAS375)=鹿児島14:50/15:15=(JAC077)=屋久島15:55/16:10=安房16:35(泊り)民宿あんぼう09974−6−2720]
11/24(金)
晴れのち曇り[安房8:10=(車)=トロッコ始点8:30=(トロッコ)=第一発電所=荒川口10:25=(車)=荒川ダム=紀元杉=屋久杉ランド(50分コース)=第二発電所=屋久島電工=安房18:05(泊り)]
11/25(土)
雨のち曇り[安房4:52=(タクシー5480円)=淀川口5:40/6:00−淀川小屋6:45/7:15−小花之江河8:33−投石岩屋9:33−最後の水場10:23−宮之浦岳11:10/11:20−焼野三叉路11:35/12:00−第二展望台13:10−新高塚小屋13:50(泊り)]
11/26(日)
快晴[新高塚小屋7:20−高塚小屋8:20−縄文杉8:25/8:38−ウイルソン株9:40−三代杉11:37−集落跡12:06/12:48−荒川口13:27/13:35=(タクシー8720円)=安房14:05/15:05=(タクシー2120円)=空港15:15/17:50=(JAC078)=鹿児島18:30/20:10=(JAS378)=羽田21:45]
【メンバー】 隊長、

屋久島電工のトロッコ○昨年のGWに急ぎ働きにて宮之浦岳をゲットした隊長でしたが、南の島の雰囲気が気に入ったので再訪することにしました。今度はゆっくりと小屋で一泊の縦走です、荷物は大きくなりますが屋久島の奥深く静かな山歩きを楽しみます。前日には小杉谷にある発電所の見学をセット、28年前に雪の中を安房まで歩いた軌道をトロッコに乗って遡ります。黄色の車体の可愛い車はガタガタと不思議な揺れ方で薄暗い谷沿いの道を辿ります、巨大羊歯が生い茂りまるでジュラシックパークのようです「アッ、前方にステラノドンが!」いえいえヤクシカちゃんでした。

○翌日は安房からタクシーで淀川口まで入ります。途中の「あさひ弁当」で予約しておいた弁当2食を買います。林道は最後まで舗装されてしまいました、終点の駐車場は昨日工事が終了したところです。車から降りると土砂降りじゃありませんか、屋久島での雨は覚悟の上ですが登頂意欲を削がれてしまいました、嫌々トイレの前でカッパを着用します。

○淀川小屋で朝食を取るとようやく辺りが明るくなってきました、橋を渡ると急登が始まります、11月下旬というのに何という蒸し暑さでしょうか。小花之江河に着くと雨も小降りになり、秋の色に染まった湿原には薄いガスが流れ暫し時を忘れさせてくれます。

○投石平で休んでいる10名強の団体をパスします「こんにちワ〜」と挨拶しながら通過しようとしましたが・・目が点になりフリーズする隊長、 氏と顔を見合わせます。何とあの岩崎元郎さんが目の前に居るじゃありませんか、もうビックリ仰天です、まさか南の島でお会い出来るとは。しかし慎み深い登山隊は慌てず騒がず何事も無かったかのように先に進むのでした(大人だなぁ)

栗生岳をバックに
○稜線に出ると雨は完全に上がり青空も顔を出し始めます、昨年と同じパターンになってきました。前にヤクザサに苦しめられた登山道も木道のオンパレードでスイスイと進みます、しかしこれは明らかにやり過ぎですね。山頂に着くと若干の雲はありますが360度の展望が得られました、早速記念写真です。山頂標識を入れて写したところで振返って永田岳を撮ろうとしますと、アッと言う間にガスで覆われてしまいました、気付いたら周囲も真白です。

○焼野三叉路からは未知の領域です、自然のままの登山道になりホッとしました、生憎天気は下り坂ですが道も下りなので楽々です。唯一の心配は山頂で会った人に昨日の避難小屋が超満員だったと脅かされたことです。ツエルトは持っていますが天気の悪いのに外で寝るのは勘弁して欲しいものです。森林限界に入ると鬱蒼とした原始林の世界に入ります、第一展望台を過ぎると新高塚小屋に到着です。

○水場は2ヶ所ありますが小屋の下側の方がトイレの影響が無いようです、水は小屋の前までホースで引いてあります、レインジャーに生で飲まないように注意を受けてきたので皆さんにも教えてあげます。小屋で休んでいると岩崎さんのパーティーが到着しました、テキパキと納得の行く指示を出し皆さん協力してマナーの良い団体です。

新高塚小屋に出没したヤクシカ
氏が岩崎さんとの2ショットを撮りたくて隊長に囁きます「水場のことを親切に教えてあげたから応じてくれるよ」うーん、如何にミ〜ハ〜隊長とは言え破廉恥な真似は平にご勘弁を。小屋の周りにヤクシカ君が出没し悲鳴のような鳴き声で人々を驚かせます、立派な角が生えているのでトイレに行くとき傍を通るのはちょっと怖かった。

縄文杉の威容
○翌朝はトイレが混むので最後の出発とします、ところが同じ考えのパーティーがいたのでかなり遅立ちとなってしまいました。ゆっくりと朝靄にけむる原生林の道を下ります、深い緑の中に赤裸なヒメシャラの大木が林立する様は見事です。高塚小屋を通過し稜線を離れると木で造った大きなテラスが現れ、これを登ると眼前に縄文杉が立ちはだかります。

○幾千年の歳月を潜り抜けて来た魁偉な巨木は周囲を威圧しているようです、圧倒的な迫力で大地に立つ様は森の主に相応しい姿でした。さて念願の岩崎さんとの記念撮影です、ずうずうしいお願いを快諾いただき恐縮しました。おまけに同行の山本篤さん(K2登山隊長)とも写真を写しミ〜ハ〜度は高まりっぱなしです。

○ウイルソン株でようやく下からの見学者に出会います、大株歩道を夫婦杉、翁杉を見ながら下ると軌道に到着です。ピーカンのなかTシャツで軌道をトボトボ歩きます、昔泊まった小杉谷荘の跡地はトイレとなり、集落(学校)跡には記念碑が建っています(今年の10月に廃校30年の記念行事がありました)思い出の地で昼食を取りノンビリと荒川登山口に向かいます。

○安房までは予約のタクシーで下ります(迎車料を取られます)荷物を預けておいた民宿でシャワーを借り着替えてから帰路につきます。空港では時間が沢山あったのでレストランで酒盛りとなりました。海の幸がうまい、ヤクシカの刺身も乙な味です、なんといっても焼酎「三岳」が疲れた身体に心地よい。調子に乗って飲みすぎた阿保登山隊は係りの人が心配するほど酩酊し(本人たちは酔っていないと言ってましたが)東京までは深い睡眠の旅となりました。

2000年の記録へ

百名山の記録へ