加入道山・大室山

大室山の登りから加入道山と富士山


【行程】 2/12(土)快晴 [たまプラーザ6:00=横浜青葉IC6:18=秦野中井IC6:45=用木沢出合7:48/8:15−白石滝9:17−白石峠9:58−加入道山10:20/10:30−破風口10:54−大室山11:34/12:10−犬越路12:57/13:09−用木沢出合13:53/14:02=中川温泉「ぶなの湯」14:18/15:10=秦野中井IC16:02=横浜青葉IC17:05=たまプラーザ17:30]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗

○3連休の好天に誘われていよいよ登山隊は活動を再開したのでした。(昨年暮れのビバーク騒動以来の謹慎はようやく解かれたのでした=おめでとう)少しは雪があるのではとの期待は見事に裏切られましたが、久し振りにブナ林の静かな道を楽しむことが出来ました。

○本日の行程は短いので遅立ちです、8時に着いた用木沢出合には既に数台の車が停まっていました(駐車は最大10台ぐらい)ここで朝食をとり白石峠に向かいます。林道から山道に入り九十九折りの登りで一汗かくと前方に白石滝が望まれます、別名を大理石の滝と言うように美しい岩壁が特徴です。白石峠まで0.4Kの道標から急登が始まります、僅かな距離なのでペースを落とさずに一気に攻めますが、不摂生の為でしょうか思うように足がでません。ハーハー、ゼーゼー言いながらようやく稜線に到着です。(2段目のロケット点火に失敗の鴉天狗は遥か後です)

○ここからは尾根道の緩い登りで加入道山に着きます、山頂は葉の落ちたブナの樹林に囲まれていますが、木々の間からは素晴らしい展望が開けます。真白に雪を被った富士山が青空をバックに輝く姿は神々しいばかりです、南アの山々も白い山頂を連ねています。林が無ければ丸見えですが、一度に全部が見えないのもまた風流なものです。

雪の残る大室山山頂
○大室山へは破風口(最低鞍部)まで下ってから登り返します、振返ると富士山と加入道山の素晴らしい展望が開けます。さすがに北側斜面は雪が凍りついて滑り易くなっていますので慎重に足を運びます。そのためでしょうか体力を使った割りにはコースタイムより時間が掛ってしまいました。(ここでも鴉天狗をブッちぎる隊長でした)大室山の山頂も展望は良くありませんがお湯を沸かして弁当とします。雪の上ですが暖かい陽が降り注いで来ますので、蜥蜴を決め込み汁粉を賞味します。(うーん、幸せな気分)

大室山の下りから熊笹ノ峰と桧洞丸
○少し下ると樹林が切れ、桧洞丸から蛭ヶ岳の主稜が一望のもとに見渡せます、残念ながら富士山は春の陽気に霞んでしまいました。急な下りも足下には土嚢が積んであり滑る心配はありませんが、これでは山道を歩く楽しさは半減です。どんどん下って行きますと目の前には熊笹ノ峰が高く立ちはだかって来ます。犬越路は明るい鞍部で清潔な避難小屋があります、休憩中の単独行と言葉を交わすと桧洞丸はアイゼンが必要だったようです。

○ガレた道を下って行くと用木沢に出ます、ここで待ちに待った景色が現れました。河原から仰ぎ見る雪の熊笹ノ峰は、鋭角的な白い輝きで青空に緊張感を与えています。ここはアルプス級の景観が得られる隊長とっておきのスポットなのです、これを見られただけでも今回の山行に来た甲斐がありました。(大感激!)

○帰路には中川温泉「ぶなの湯」に立ち寄り汗を流します、連休で混雑していましたが露天風呂も新しくオープンし内容充実で◎です。久し振りの西丹沢は雪こそ空振りでしたが、静かな山旅を楽しむことができました。

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