稲含山

吹雪の山頂にて


3月20日 金鶏山=大桁山=物語山=御堂山=稲含山=小沢岳

3月21日 大岩・碧岩=立岩=鍬柄岳

【行程】 3/20(土)雪 [(御堂山から)=林道途中13:12/13:17−登山口(鳥居峠)13:21−秋畑稲含神社分岐13:44−稲含山13:55−駐車場14:16/14:20=(小沢岳へ)]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗

○下仁田から高倉林道に入りますが、この道は奥のほうまで集落があるので舗装されていて路面も荒れていません、もっとも最後の方は積雪で路面の状態を直接は確認できませんでしたが。林道は工事中でしたが、13時から30分間は通行可ですのでギリギリセーフです。途中、大きなダンプや建機が多数路肩に駐車してありましたが、本日は天気も悪く大きな工事は行なわれていないようです。

○しかし奥に向かうと次第に雪が深くなってきます、ノーマルタイヤの4駆ですのであまり過激なことはやりたくない隊長です。ところが人の車だと行け行けドンドンの鴉天狗に煽られて予定より遥か先まで登ってしまいました。地図では標高800Mぐらいが終点ですが高度計は1100Mを示しています、雪も30Cmぐらい積もっているので急坂の手前の広場で車を捨てることとします。

○吹雪の中の出発となりました、林道を200Mほど行くと登山口に到着です、なんとここは鳥居峠です。(それが何より証拠には真っ赤な大鳥居がありました)雪は深いのですが幸い1名のトレースが入っています、階段状の整備された山道をぐんぐん登って行きます。やがて秋畑稲含神社からの道を合わせると崖が切れ落ちていますが、危険な所はすべて柵、鎖が完備していて超安全ですが、山の面白味は大幅に損なわれてしまっています。

山頂直下雪を蹴散らしながら下る隊長
○さすがに本日の最高峰1370Mは降雪も本格的で、どんどん積もって帰りには往の踏跡が消えているところもあったほどです。急いで車に戻り雪の中から脱出を図ります、超低速でソロリソロリとおっかなびっくりの運転でしたが、坂の途中で急にハンドルがロックしてしまいました、そのままズーズーッと横滑りでカーブのコーナー目掛けて車は落ち続けます、為すすべも無く冷や汗の隊長!ハンドルを左右に振るとなんとかカウンターが利いて危機を脱しました。しかし一難去ってまた一難、今度は雪で滑って登れないダンプが道を塞いでいます、一台は脇道に頭を突っ込んで行き違いましたが、もう一台はスリップして側溝に嵌まっています。その横をギリギリでクリアしますが少しでもスリップしたら万事窮すで、こうなると運転技術というよりは運を天に任すしかありません。強運な隊長はなんとか成功です、まったく山に登るより何倍もくたびれたぜ!

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