蓼科山
登山道から蓼科山を望む
【行程】 4/11(土)快晴 [東京4:00(車)=諏訪IC6:15=蓼科牧場7:00=女神茶屋7:50/8:10−蓼科山10:55/12:00−女神茶屋13:30=霧が峰へ] 【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗
○前回の桧洞丸敗退の心の痛手から立ち直るべく、隊長は必勝を期して出陣のはずでしたが???めまぐるしく変わる春の天気予報に振り回され、急遽土曜日に決行したため準備不足の目立った山行でした。
@誰だチェーンを持ってこない馬鹿者は!チェーンは車のアイゼン でしょう。お陰で夢の平林道を断念するはめになってしまいました。
A誰だゴンドラの運行状況を調べておかない奴は!(隊長です、ピラタスは12日まで運転しているそうですが、蓼科牧場はすでに運休中で25日から再開)
B誰だ二日酔いで睡眠不足は!体調万全で山に向かう、これは基本注の基本やがね。さすが☆穴隊の薮師匠に心酔の隊長です、こんな所を見習うなんて、でも酒に弱いのが玉に傷か。
○蓼科牧場に着くとゴンドラが止まっているじゃありませんか、じゃあ夢の平林道は?町役場では通行止めといっていたが、しゃぁない行ってみよか、途中の柵は半分倒れ車が通れるじゃないですか、ラッキー!ところがギッチョンしばらく進むと雪が多くなりガリガリと車体の腹を擦りまくる。「こりゃあかん、亀になるわ!」鴉天狗の悲鳴とともにUターンとあいなりました。
○結局、蓼科牧場からのルートを諦め女神茶屋から登ることにします。このルートは南面のため雪がだいぶ少なくなっています。これなら貧弱装備のミ〜ハ〜登山隊でもオーケーですが、なんでこんなに荷物があるのかな?隣の車の中年カップルにまで「上でお泊りですか」なんてバカにされるし、必要なものだけ持っていくことの出来ないダメな登山隊でした。
○この山は本当に直登あるのみですね、二日酔いの臭い汗をかきながらひたすら雪の中を真っ直ぐに登るのは、非常にこたえました。アイゼンは不要ですが坪足が時々深々とはまりその都度体力を消耗します。隊長はあまりの暑さにTシャツとなり必死に山頂を目指します。
○頂上直下の岩場は氷が着いているのではと心配でしたが、すっかり雪が解けて乾いていました。岩をつたいながらひと登りすると、あっけなく頂上にでます。雲ひとつ無い青空をバックに横岳、八ヶ岳が美しい肢体を惜しげもなく曝している。(うーん、いやらしい表現)さわやかな春風を頬に受けて至福のときを過ごす隊長でした。
○将軍平方面は雪が深く引き返してきた単独行のオジサンがいたので、我々は素直に来た道を戻ります。よくこんな急坂を登ってきたもんだ、などと感心しつつ鼻歌まじりにゆるんだ雪をけちらしながら転がるように下ります。登ってくる皆さんご苦労さん。
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