大峰山

弥山・八経ガ岳・行者還山・七曜岳

行者還山から弥山・八経ガ岳・釈迦ヶ岳を望む


【行程】 8/30(土)晴れ[阿部野橋=大和下市=天川川合9:30−栃尾辻12:57−狼平14:55−弥山小屋16:15(泊り)]
8/31(日)
晴れ[弥山小屋5:00−八経ガ岳5:25/:35−弥山小屋5:52(朝食)/6:50−一ノ垰8:43−行者還山10:27−七曜岳12:07−無双洞13:21−和佐山ヒュッテ15:15=大和上市=京都=東京]
【メンバー】 隊長、陰の大御所

○南アルプスの白峰3山を無事こなしたミ〜ハ〜登山隊は大峰山に遠征することになりました。今度の山行は隊長と陰の大御所の2人です。近鉄吉野線は1970年の万博以来です。K.H.W.VのOBとして高校生と一緒に大台ケ原・大杉谷を訪れ帰りに万博(EXPO’70)に寄りました。炎天下に何時間もならんでソ連(懐かしい)、アメリカ館で「月の石」を眺めたのは昨日のことのようです。

○しかし山渓の百名山ガイドブックにはなぜ天川川合からのルートが平然と載っているのでしょうか?関西人は誰もこのルートは使わないそうです。延々6時間も登るバカ尾根だもの、今では行者還トンネルからの直登ルートを皆さん使うそうです。(たまに物好きが下降ルートで使用するそうですが登りに使うアホは関東人だけだそうです)

○弥山小屋は施設は立派ですが登山客の扱いはいまいち。夕食は4時半ですぞ。おまけにがらすきなのに皆狭い部屋に押し込められるし、飯のおかずがプアーときている。弁当はもっとひどかった、ほとんど飯のみ。これじゃ南アのほうが何倍も豪華だった。(食い物の恨みはおそろしい。くわばらくわばら)

八経ヶ岳の御来光
○翌朝は近畿の最高峰の大峰山八経ヶ岳へ登りました。嵐の南アとは違い良い天気でご来光もバッチリ拝みました。さすがに原始の残る大峰です、山の深さに感激!雄大なスケールは下界のもやもやを吹き飛ばしてくれました。

○陰の大御所は還暦2歩手前のオジサンですがとても元気で、隊長=今回はシェルパ役はついて行くのが精一杯。しかし大普賢岳の巻道はなぜこんなにきびしいの?関東では考えられないとんでもない道でした。絶対に通らないほうが良いと思います。

○山があまりに素晴らしくてコースを欲張ったので帰りのバスの時間に遅れ一瞬目の前が真っ暗。しかしやさしい近畿のお兄さんが車に乗せてくれ無事に東京へ帰ることが出来ました。(ああ、近畿にもヤクザばかりではなく善い人もいたんだなー・・・関西の人ゴメンナサイ)

○さてさて疲れたけれど、関西の大峰再評価の山行でした。ということはなかなか良かったのです。

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