金北山

ドンデン山荘から金北山を望む



【行程】 5/30(金)曇りのち晴れ[藤が丘5:58=(東急・JR)=東京7:15/8:22=(とき307)=新潟10:21/10:35=(タクシー)=新潟港10:47/11:30=(ジェットフォイル)=両津港12:37/12:56=(マイクロバス)=大野亀P13:49−大野亀14:11−P14:36/15:05==ドンデン山荘16:28(泊り)]
5/31(土)曇り[山荘7:30−アオネバ十字路8:09−マトネ9:00−真砂の峯10:30/10:52−天狗の休場11:39−役の行者12:28−あやめ池11:53−金北山13:22/13:32−白雲台14:44/15:00=(マイクロバス)=たびのホテル佐渡15:30(泊り)]
6/1(日)曇り[ホテル8:15=(マイクロバス)=佐渡金山8:45/10:15==北沢浮遊選鉱場跡10:21/11:22==西三川砂金山12:00/13:00==両津港13:42/14:35=(ジェットフォイル)=新潟港15:40/15:49=(タクシー)=新潟16:02/17:04=(とき332)=東京18:54=(JR・東急)=藤が丘20:11]
【メンバー】 隊長、17名、シェルパ1、ガイド2






大野亀レコード hspace=10大野亀 hspace=10○佐渡は過去2回訪れたことがありますがいずれもピークハントで短期の滞在でした。1回目は300名山狙いの金北山ピストンで4時間40分。2回目は超低山の城山狙いでわずか40分のとんぼ返りでした。今回はドンデン高原から金北山の縦走です。全2泊3日の行程と余裕のある旅となります。旅の利便性を考えてクラブツーリズムのツアー参加といたします。総勢23名ですが金北山縦走は18名です。




トビシマカンゾウ hspace=10○東京駅に集合したときには大雨と強風で前途多難の門出となりましたが、新潟についたら曇り空でした。さらに佐渡に着いたら日差しさえ覗くような好天となり幸先の良い天気ににんまりする隊長です。まずは島の北端に位置する大野亀に向かいます。海岸沿いの標高165m小山ですが山麓にトビシマカンゾウの群落があります。残念ながら今年は開花が遅れ満開とはいきませんがそれなりに楽しめました。


○足慣らしに大野亀ピークに向かいますがみなさんのペースの速いこと。隊長は息も絶え絶えゼーゼーと苦しい息使いです。ようやく着いた山頂は心地よい風が吹き抜け天国でした。山頂には三角点もあり眺望も優れています。








金北山レコード hspace=10○ドンデン山荘まではマイクロバスで上がれます。北からの道は雪で通行止めなので南側に回り込んで上ります。山荘からは明日登る金北山が眺められました。明日は大雨が予想されているので今のうちに写真を撮っておきましょう。




縦走路からマトネを振り返る hspace=10○朝の四時には強風が吹いていましたが6時にはそれほどでもなく雲も上がっています。縦走路は900mくらいから雲に覆われ金北山は厚い黒雲の中でした。大雨を覚悟の登山隊でしたが曇り空の中を出発いたします。どうやら低気圧が南下して前線も下に押し下げられたようです。約1時間半のマトネまでは樹林帯の登りです。天気の具合ではマトネから引き返すことがあると脅かされていたのでここまで来れば一安心。雲は少し上がって標高1000m近辺を覆っています。










シラネアオイの群落 hspace=10イワカガミ hspace=10○さあここからが楽しい縦走路の始まりです。高山植物のお花も咲き乱れ始めました。本州ではあまり見ることができないシラネアオイが道端にいやというほど咲いています。イワカガミもピンクや白い花を着けています。ショウジョウバカマも道の脇に咲き乱れていました。ガイドさんが花に詳しい人で次から次へと花の名前を教えてくれるのですが、隊長の頭には残りません、右の耳から左の耳へと通過して行きます(情けなぁ〜)



○まだ雪が残る縦走路は時々雪渓の上を進みます。役の行者あたりからカタクリの花が一斉に咲き乱れています。開花は山麓から徐々に山の上に上がってきています。雪が解けた後に花が咲いているようです。あやめ池から最後の登りで金北山に到着です。山頂にあったレーダードームは隣の妙見山に移設されましたが下部構造物は廃墟のように残っています。かろうじて建っている神社の社が痛々しい。でもご本尊は遷移されたようです。



可憐なカタクリの花 hspace=10金北山の山頂にて hspace=10○雲の中だった山頂部分も今ではガスが流れて両津港が見渡せるようになっています。しばし景色を堪能していたらすぐにガスが覆ってしまいました。こうなっては長居は無用です。急な階段を降りると半舗装の道路にでます。自衛隊の管理する道路です。白雲台まで5km弱続きます。




○こんな気味ない道端にもシラネアオイが健気に咲いていて疲れた隊長の心が癒されました。しかし期待の白いシラネアオイは開花時期終わりもう見当たりませんでした(残念!)白雲台からはマイクロバスでホテルまで一直線です。ホテルそばの佐渡乳業の工場の直売場で味わえるソフトクリームを賞味します。濃厚なミルクの味わいは疲れも吹っ飛びます(16時までなのでギリギリセーフ)




○さて翌日は島内を観光して帰ります。佐渡金山や西三川砂金山などを見学。最後に田んぼでエサを啄むトキを見ることができました(ラッキー)これで盛りだくさんの佐渡島のツアーは終了です。悪天候が予想された2日目は隊長の晴れ男の面目躍如です。はたまた参加者がザックにぶら下げたテルテル坊主のご利益でしょうか。新潟は土曜日も雨だったそうです。我々は天気に恵まれて無事にツアーは終了いたしました。初めてのクラブツーリズムでしたが健脚のみなさまに引っ張られて初期の目的を達成でき満足なツアーでした。




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