天覧山・多峯主山

天覧山の山頂標識


【行程】 12/20(火)快晴 [たまプラーザ7:39=(東急・JR・西武)=飯能9:39/10:00−天覧山10:41/10:55−多峯主山11:40/12:33−下山口13:13:05−吾妻峡13:20−飯能(宴会)14:15/17:38=(西武・JR・東急)=たまプラーザ19:30]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗、北の鼠男、中東の王子様


国土地理院地形図 ○登山隊恒例の忘年山行です。今年はコロナ禍のなかで運動不足もあり手軽な山といたします。北の鼠男の提案で奥武蔵の天覧山と多峯主山とします。彼は小さなお孫さんと登ったことがあるとのことでした。飯能駅から歩いて周遊できる山ですが・・・飯能までが2時間かかりミニトリップでした。集合は10時と超遅いのですがラッシュと重なり心配でした。でもコロナによるリモートワークの進展のためか思ったよりも混雑はしていませんでした。


○飯能で集合すると久しぶりの懐かしい顔に思わず微笑んでしまいます。去年はここから秩父線に乗り換えて芦ヶ久保まで行きましたから今年は楽勝です。商店街を抜けて道標に従って能仁寺の登山口に到着です。天覧山のいわれが書いてある説明版によると明治天皇が演習の見学で登られたとか。隊長は小学生の時に遠足で訪れたことがあります(ほとんど記憶にありませんが)人気の山なのか平日なのにハイカーの姿が目立ちます。ゆるゆると広い道を登ってゆくとトイレのある広場を通り石段の登山道に入ります。




天覧山の山頂から富士山を望む○左右から道が合わさりますがひたすら上を目指して登るとやがて話し声が聞こえてきました。コンクリートの展望台が南に開けて飯能市街が一望のもと、さらに西に目を転じると真っ白に雪を被った富士山が聳え立ちます。その右手には奥多摩の山々、とくに大岳の独特の山容は印象的でした。



○さてここからは一気に下って登り返す道と尾根を回って縦走する道があります。もちろん隊長は後者を選択します。山道が左右に交錯しているのでハイキングマップと道標を見比べて慎重に進みます。尾根道は緩い登りで人の姿も少なく静かな山旅となりました。汗をかく間もなく多峯主山の山頂に到着です。ちょっと拍子抜けですが『まぁこんなものか』一人で納得する隊長でした。






多峯主山の山頂標識山頂標識の前にある経塚○山頂標識と三角点の前に石碑があり花が活けてありました。どうやら経塚のようです。説明によるとお経を書いた石を一万二千個も埋めてあるそうです。信仰の力はまったく驚くばかりです。山頂は人で混み合いますが何とか一角を確保します。さっそくお湯を沸かして昼食とします。風もゆるく暖かな日差しがありまったりとしましょう。




○腹もくちくなったので下山に移ります。少し下ったところにトイレがありました。数個のバイオトイレを連結したもので混雑時の山の人出を彷彿とさせます。さらに進むと御嶽八幡神社に出ます。小さな建物ですが展望が良い一角に建っています。石段を下って行くとやがて平らな道となりバス道に出ます。飯能までバスがあるとの悪魔のささやきに耳を貸さずに吾妻峡を目指します。










寒々とした吾妻峡の風景○寒々とした峡谷には観光客の姿はありません。でも静寂の水辺は楽しい体験でした。案内板によると川沿いに遊歩道があるようです。道路を歩くより好ましいと川に沿って下ることにしましょう。河原を歩くワイルドな700mの道ですが水量が多いときは難しいかも知れません。この水辺歩きが今回の山行を変化に富んだものとすることができました。





○飯能駅に帰り着くとまだ2時15分です。開いている居酒屋を探しうろうろしますが見つかりません。駅に戻る途中にある中華料理店が開いていたので腰を落ち着け大宴会となりました。なぜが山歩きの時間よりも宴会の時間が上回るばかばかしさ。来年の忘年山行の約束を交わしてお別れとなりました。


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