嵐山

相模湖畔から嵐山を仰ぐ



【行程】 7/16(月)晴れ [たまプラーザ7:43=(東急・JR)=相模湖9:09/9:30−登山口10:02−稜線10:33−嵐山11:13/12:45−登山口13:16−相模湖14:09/14:12=(JR)=八王子14:29/16:10=(JR・東急)=たまプラーザ16:49]
【メンバー】 隊長、男9、女3



シャンパンに映る逆さエアーズロック登山口から急登が始まる ○隊長の所属している里山保全のボランティア団体で自然観察会が開かれました。今年はオオムラサキを観察しに相模湖畔の嵐山を訪れます。連日の猛暑ですが熱中症は大丈夫なのでしょうか?予報では甲府は40度近くまで上がるようです。それでも80歳を越えるメンバーが参加するのですから洟垂れ小僧の隊長は何も言うことはありません。




○電車から降りるとムワッとした熱気に包みこまれます。まだ9時なのにこの暑さは何なのでしょうか。一人遅刻してきたので出発は9時半となりました。相模ダムの前を通ると職員の方々が盛んに呼び込みをしています。何と「ダム祭り」だそうです。それでは帰りに寄ることにしましょう。




○一般の登山口はスルーして特別な作業道を登ることにします。道標は一切ありませんがリーダーは道を良く知っていますから安心です。稜線までは作業道ですが良く踏まれています。ただ風が通らないので汗が噴き出します。それでも自然観察をしながら説明を聞いて歩くのでペースはのんびりでした。



○稜線に出ると一般道です。ここは風が良く通り気持ちの良い場所です。道も一級国道なみとなりますが傾斜もきつくなりペースを落として休みをいれます。「あと標高差40mで山頂です」隊長の一声で一同気持ちも引き締まります。「なぜわかるの?」素朴な疑問ですが「スマホに入れたアプリでGPS計測してますよ」・・・現役登山家は隊長だけでした。




登山口から急登が始まる○山頂に着くと誰もいません。この炎天下に登る変人は少ないってことですかね。肝心のオオムラサキの姿が見えないので食事を摂りながら待つことにしましょう。食後に頭上を舞う蝶の姿を発見してリーダーに知らせます。残念ながらオオムラサキではなくアオスジアゲハでした。しばらくするとキアゲハが我々の周りを舞い始めます。頭に留まったりして愛嬌を振りまいています。




○やがてもう一匹が現れもつれ合うように舞い始めました。どうやらペアリングするようです。下山しようとした登山隊の足を止めますが、なかなか合体しないので諦めて下ります。少しザレた道は滑り易く慎重に脚を運びます。道路が近づくと気温が一段と高くなり蒸し暑くなります。




相模ダムではダム祭りをしていた○ダム祭りをやっているので相模ダムの上を通って帰ります。本日は猛暑のなかでの登山となりましたが、ゆっくりとしたペースで誰も脱落することなく無事に自然観察会を終えることができました。残念なことにオオムラサキは見られませんでしたがアオスジアゲハやキアゲハなど10種を越える蝶を観察することが出来ました。とくにキアゲハのペアリングは貴重な体験でした。山頂は四方から蝶が集う出会いの場所ということです。



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