日向山

雨乞岳から日向山と富士山を望む(2012.11.03)



【行程】 11/4(日)快晴 [道の駅「蔦木宿」7:11=(車)=矢立石7:41/7:59−日向山9:12/9:40−錦滝10:12−矢立石10:45/10:57==道の駅「蔦木宿」11:28/12:28==たまプラーザ14:55]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗



○本日は初級の山でコースタイムも3時間ですから出発はゆっくりです。それでも矢立石登山口に7時40分に到着しました。驚いたことに十数台の駐車場はほぼ満車状態。あわてて空きスペースに車を突っ込みますが、準備中にも続々と後続車が到着します。コンビニに寄り道しなくて良かった!


○良く整備された道をゆるゆると登ります。これなら子供・老人連れのファミリー登山が多いのもうなずけます。道標も10分の○と親切ですが、5から先の間隔が短くなったのは気のせい?朝日を浴びてキラキラ光る紅葉を愛でながら高度を稼いで行きますが・・・まったく疲れません。


花崗岩帯にある山頂は好展望台林道からは雪を被った甲斐駒と錦秋のコントラストが素晴らしい○ロボット雨量計を過ぎると山頂はすぐです。まずは三角点に立ち寄りましょう。樹木に囲まれ展望もなく人っ子一人いません・・・まったく寂しい限り。登山道に戻って山頂を目指します。約3分で花崗岩の台地に出ると、突然目の前に展望が開けます。



○白い砂を敷き詰めた台地からは、雲ひとつない青空の下、澄んだ空気に遠くの山々まで展望されます。正面には全山が紅葉に彩られた雨乞岳が大きく望まれ、昨日の山旅が甦ります。東には八ヶ岳が広い裾野を広げ、金峰山の五畳岩も特徴的です。遠くには真っ白な北アルプスの峰が望まれます。反対側には雪を被った甲斐駒ケ岳の鋭利な稜線が聳え立ち、手前の紅葉と相まって秋の陽光に輝きを増しています。



○燕岳のような花崗岩帯の稜線を渡り、錦滝へと下ります。こちらの道は相当悪いのですが、西上州で鍛えた登山隊の行く手を阻むものではありません。わずか30分で林道まで下ってしまいました。錦滝は期待に反してチョロチョロで、ちょっと残念!ところが林道が思いのほか良かった。深い谷は紅葉で埋まり、ダートな路面に木漏れ日がこぼれます。始めは甲斐駒を仰ぎ見て、やがて富士山が端麗な姿を現します。



○登山口近くのゲートから車が溢れ返っていました。林道の路肩には所狭しと駐車しています。果たして何台あるのでしょうか?戯れに数えたところ・・・なんと72台も!!(おまけにまだ上がってきます)この人気の秘密は、素晴らしい展望と紅葉が手軽に楽しめるということでしょうか。



○帰りには道の駅「蔦木宿」で汗をながして行きましょう。まだ早いのですが渋滞を避けて、小淵沢ICから帰路につきます。紅葉シーズンの山は混雑を避けるよう行き先を考えなくてはいけませんね。でも毎年こんな反省を繰り返すのも、学習効果の無い奴とお笑いでしょう。そうは言っても紅葉の山梨百名山を堪能し大満足の2日間でした。



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