毛無山

毛無山・大見岳・タカデッキ・雨ヶ岳

麓から毛無山を仰ぐ


【行程】 5/4(金))晴れのちガス[たまプラーザ6:18=(東急)=長津田6:30/6:42=(JR・富士急)=河口湖9:33/9:40=(バス)=朝霧グリーンパーク入口10:39/10:44−ゲート11:10−不動ノ滝11:41−5合目12:21−8合目13:07−毛無山13:35/13:52−タカデッキ14:33−雨ヶ岳14:54/15:01−端足峠15:49−根原16:41/17:30−道の駅朝霧高原17:49/19:03=(バス)=新富士20:14/20:43=(こだま588)=新横浜21:34/21:42=(地下鉄)=あざみ野22:00/22:05=(タクシー)=自宅22:10]
【メンバー】 隊長



快晴のなか富士山が綺麗! ○GWだというのに都会でウロウロとは一体全体どいうこっちゃ。仕方が無いから日帰りでお茶を濁しましょう。高速道路は想像を絶する交通渋滞ですから安心確実な公共交通機関でまいりましょう。しかし遠い!登山口に着いたらもう10時半を回っています、お天道様は頭の上から強い日差を送ってきています。照り返しの舗装道路をトボトボと歩き始めますが、他に登山者の影も形も見えません。ようやく登山口のゲートに辿り着くと早くも下山してきた人に出会いました(情けなぁ〜)

○今日は8時間15分のコースタイムを7時間20分で歩く計画でしたが、渋滞でバスの到着が25分も遅れたために計画の実現が危ぶまれます。山頂までの頑張り次第で雨ヶ岳への縦走を決めましょう。道は良く踏まれ道標も整備されていますから間違えようがありません。小さな岩場もありますがお助けロープが掛かっています(普通の感覚では必要ありません)ハーハーゼーゼー言いながら着実に高度を稼いで行きます。

毛無山の山頂標識・・・でも道標なし○それにしても暑い!まだ5月初めだというのに何たる暑さでしょうか。思い出したように時々吹く微風が救いです。8合目を越えた辺りでガスが出始めましたが、展望よりも暑さが凌げるので嬉しかったです(あくまでもその時点では)稜線に出ると地蔵峠からの道を併せ、ひと登りで待望の山頂です。まだ1時半なのにガスに包まれて展望の無い山頂には3人パーティしか残っていません(その人たちも寒いのですぐに立ち去りました)

○さて縦走するか戻るかですが、ここまではコースタイムで3時間半のところ3時間でした。足腰はヨレヨレですが昼食休憩で立ち直りつつあります。ここで問題が発生「雨ヶ岳への道標が無い」東南東への道には『麓への道は廃道で進入禁止』北北東への踏跡は細い。ガスの山頂で路を求めて一人であっちこっち歩き回ってしまいました。

ガスに霞むタカデッキが前方に立ちはだかる○結局良く踏まれた路を東に向うと大見岳でした。廃道になったのは大見岳から麓への道だったのです、山頂にはロープが張ってありました。少し先を急ぎましょう。大きく下ると前方にタカデッキが立ちはだかりここが正念場です、歯を喰いしばって一歩一歩前進します。もう一度下って少し登り返すとあっけなく雨ヶ岳でした。毛無山から2時間20分のところを半分の驚異的スピードでした(っていうかコースタイムが可笑しい)

○ここからは逆に時間に余裕ができたので安全モードで下ります、正面に端正な富士山が眺められ流石に展望の山です。残念ながら毛無山はガスに包まれて見えませんでした。ゆっくりと下って行くと正面の竜ヶ岳が次第に大きくなり、やがて端足峠に到着です。ここまで来ればもう安心です、早く着いても待つだけなのでゆっくり下りましょう。

○東海道自然歩道となり立派な路を下って行きますと、突然前方から爆音が聞こえてきます。オフロードバイクが10台あまり登ってくるではありませんか。何故?身の危険を感じるほどギリギリにすれ違って行きますが、明らかにバイクは進入禁止でしょう。狭い路を暴若無人に走り回るゴキブリ達に隊長の怒りは納まりません・・・が多勢に無勢、何も言えない弱腰でした(再び情けなぁ)

○根原のバス停に着いて時刻表を見ると乗るはずの最終バスがありません。慌ててバス会社に電話すると夏だけの季節運行だそうです「しまった勘違い」ところがバスが渋滞で大幅に遅れているとのこと、もう1時間過ぎていますがもう少し待ってみましょう。50分待っても来ませんので先に行ってしまったようです。仕方が無いので反対方向の最終特急バスにのるべく2Km先の道の駅まで歩きます。

道の駅から夕暮れ迫る毛無山・大見岳・タカデッキ・雨ヶ岳の縦走路を仰ぎ見る


○ところが待てど暮せどバスが来ない。辺りはとっぷりと暮れ高原を渉る風も涼しさを通り越して冷たくなってきました。53分遅れでようやく来たバスは富士急ハイランドで遊び疲れた静岡県人で超満員、1時間以上も立ちっぱなしは激登をこなした足腰には辛かった。おまけに遅くなったので新幹線とタクシーを奢って財布はからからです。山そのものは200名山に恥じぬ素晴らしいところでしたが、GWに行く先ではありませんでした。



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