紋別岳

林道から紋別岳を望む


【行程】 3/21(日)晴れ時々曇り[札幌7:30=(車)=支笏湖温泉8:50/9:00−2.4K9:55−紋別岳10:53/11:55−支笏湖温泉12:45/12:55=(車)=国民宿舎13:30/14:30==札幌15:40]
【メンバー】 隊長、ABちゃん、Wさん


○隊長の北海道の山もいよいよ最終コーナーです「スノーハイキング」を読んで支笏湖の展望台といわれる紋別岳に狙いを定めます。同行はABちゃん、ところが駐車場には何処かで見かけたオジサンがスキーの準備・・・なんとリハビリ中のWシニアさんじゃありませんか「ご一緒いたしましょう」

○ピーカンの空は隊長の送別に打ってつけ、風も弱く穏やかな林道をサクサクと登ります。ABちゃんが始めからスノーシューでと言うからスノーシューを装着して出発です。が、すぐにつぼ足が正解と反省です(Wさんはスキーからつぼ足に変更)凍った林道は全然沈まず歩き難いものでしたが教祖様には逆らえません(修行は辛いのぉ)おまけに踵に靴ズレが出来て前途多難です。

アンテナの林立する山頂○この山の道は開聞岳と同じように螺旋状に山頂まで至ります(こちらは車道ですが)北西側斜面は凍っているし少々かったるいので、山頂から南に伸びる尾根にc720から乗り直登しましょう。木が無く風が吹き付ける稜線はカリカリでした、急坂を喘ぎながら登ると前方のアンテナ下に人影が見え、あと少しの頑張りです。ところがWさんが軽々と前に出て脚の重い登山隊を引き離します『むー』心は焦っても身体が付いて来ない、こんなはずではなかったのに。

支笏湖から聳え立つ恵庭岳○ようやく着いた山頂はアンテナ群が興醒めですが、周囲の素晴らしい展望の前には些細なことに思われます。正面には恵庭岳が雪を被った漁岳を従え堂々の横綱格で、群青色に輝く支笏湖の向こうには風不死岳と樽前岳が並びます。流石は人気の山です、ぽつぽつと登山者が登ってきます。お昼は風を避けて建物の陰でとりましょう『これでABちゃん特製の栗善哉ともお別れか』感傷的になる隊長、無口な男三人の静かな昼食です。

○下りは風不死岳を正面にして支笏湖に向かって一気に駆け下ります、踵からの着地が気持ちよい急斜面ですが、ちょっと滑ったら恐いところですから慎重に参りましょう。こうなったら長い林道も一気です、偶に雪に足が捕られますが先行者を次々に抜きながらの凱旋です。

○帰りには温泉に寄りましょう『あれっ伊藤温泉が無い?』しょうがないから商業主義の丸駒温泉で我慢しましょう、ところがこちらは改装中でした。失意の登山隊は支笏湖温泉に戻ることになりましたが、国民宿舎は素晴らしい建物で悪い予感が・・・やはり塩素の臭いこそしませんが循環のようでした。北海道最期のお湯が正しくない温泉とは情けなぁ。


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