比良南部主稜線

烏谷山〜比良岳〜蓬莱山〜ホッケ山〜権現山

武奈ヶ岳から蓬莱山 2001.9.23


【行程】 10/7(日)曇り時々晴れ [新大阪6:27=(JR)=比良7:42/8:23=(江若バス)=リフト前・山麓駅8:31/8:48=(リフト・ロープウエイ)=山上駅9:16/9:22−金糞峠9:43−南比良峠10:18−烏谷山11:00−比良岳11:34−木戸峠12:00−蓬莱山12:40/13:04−ホッケ山13:35−権現山13:55/14:11−林道14:52−栗原15:32/15:39=(タクシー1110円)=和邇15:46/16:04=(JR)=新大阪17:10]
【メンバー】 隊長、シェルパ1号


○先々週は比良山地全山縦走に挑戦した登山隊でしたが、途中で力尽きほぼ中央の武奈ヶ岳までで下ることとなりました。今回はリベンジと行きたいところでしたが、体力の無さを自覚し前回の続きとなりました。ということで稜線まではリフト&ロープウエイのお世話になります(情けなぁ〜)

○流石に人気の山です、始発前のリフト乗場には行列が・・・本日は体力温存でございます。山頂駅から南に向う人はおりません、石楠花林のなかの立派な道を静かなスタートとなりました。金糞峠からは普通の登山道となり堂満岳への道を分けると秋の色濃い山腹の道となり南比良峠へ向かいます。

比良岳の肩から烏谷山を振返る○縦走路は烏谷山のピークを巻いていますが、山頂へは踏跡がありますので立ち寄ります。急登2分で三角点のある山頂です、琵琶湖の展望が素晴らしい、遥かに霞む蓬莱山の遠いこと。一度下って登り返すと比良岳の肩です、シェルパが遅れていますので大岩に攀じ登って展望を楽しみます。よせばいいのに震える脚で岩の上に立ちあがり烏谷山の写真を撮ります・・怖かった。

○比良岳を越えしばらく行くと木戸峠に到着です、ちょっとした広場に2体のお地蔵さんが鎮座しています。「少々早いが休みましょう」「コースタイムより随分早いぞ」「あれぇ、あの道標?」なんと木戸峠を示す道標には矢印が付いています、一番上の真中に書いてあるので現在地と勘違いしてしまいました。「レイアウトが悪い!」八当たり気味の隊長でした。

○本当の木戸峠からは北のリフト沿いの道が修理中なので打見山を巻いてスキー場を直登します。ゴンドラで来た家族連れで賑わう笹平を後にしてリフト沿いのゲレンデを蓬莱山に向かいます。ママにすがり駄々をこね始めたボクちん(推定5歳)に力を与える隊長「おー、ボクすごいねぇ、頑張るねぇ」彼のプライドに火がつきあとは自力で登り切りました「偉い!」(必殺ほめ殺し)

立派な一等三角点(後ろは打見山)○山頂には立派な一等三角点があり記念写真に収まります。さて食事後に立ちあがりいざ出発という時にシェルパのとんでもない発言が「隊長、蓬莱山はどっちですか?」・・ぶっ飛ぶ隊長「あんたの頭は大丈夫かね?」一抹の不安を抱きながら縦走を続ける登山隊でした。小女郎峠までは中高年の大団体が2隊もいて賑やかでしたが、その先に向かうのは我々だけです。

○ホッケ山までは気持ちの良い笹原の中の道です、ようやく目的地の権現山が望まれました、その左には霊仙山も顔を出しています。稜線はL字に曲がり権現山に向かいます、山頂では恒例の登頂ゼリーです「家で食べても美味くないのに山では美味でんなぁ」当たり前のことを不思議そうに呟くシェルパの相手は疲れます。

○急な下りを終えそろそろズコノバンです、地図に近い地形の広場にでました。木にテープが有りましたが、この山域には今まで立派な道標があったのにここには道標が有りませんので、まだ先かと左に下る道をとります。5分ほど下ると南東の尾根沿いに目指す霊仙山らしき山影が望まれます、残念ながら道を誤りました。もう登り返す気力はありません・・・そのまま下山いたします。

○栗原のバス停には余裕で到着です、途中の美味しい水場でたらふく飲んだ登山隊はビールが欲しいなんて思いもよりません(バス停横の酒屋は休み、自販機はジュースだけなんて関係ありません)余勢をかって新大阪まで宴会はお預けです、我慢、がまん、GAMAN。狂牛病に怯えつつ摘みは鳥・豚中心とします、ビールを傾ける隊長の顔は真っ赤です、いつしかシェルパは
越の寒梅へと進み大阪の夜は更けゆくのでした。


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