長門低山二連発
妙見山・三上山
岬の先端に聳え立つ妙見山
【行程】 9/30(日)時々小雨 [大岳から=>長門市14:12−妙見山14:31−長門市14:45/14:48=(タクシー970円)=慈光閣15:00−三上山15:07−仙崎15:20(みすゞ通り散策)15:56=(JR)=長門市16:00] 【メンバー】 隊長(単独)
【妙見山】みょうけんやま(43.0M) 山口県第三位
○厚狭からは長いローカル線の旅です、ウトウトして目が覚め長門市に着いた頃には雨はほぼ上がりました。海の方へしばらく歩き神社の脇を通って港に出ますと、対岸の岬の先に海からもっこりと立ちあがった好ましい容姿の妙見山が望まれます。山頂付近に社が見えますので辛い藪漕ぎは免れそうです。
○小さな漁港を迂回して岬の先端に向かいます。石の鳥居を潜ると山道となって続きますが、雨に濡れた傾斜のあるコンクリートは滑り易く慎重に足を運びます。両側から生い茂る夏草を左右に分けながら一気に高度を稼いで行きます。社の前が展望台になっていて古い街並みを色濃く残す長門市が一望できます、足元の小さな入り江には漁から帰った漁船が艫を並べて身体を休めています。
○奥の小山をひと登りすると三角点がありました、こちらからは日本海の荒海が果てしなく続く様が一望できます。こんな山の上にも拳ほどもある大きな蟹がいて驚かされました、鋏を振りながらモソモソと逃げる愛嬌のある紅い甲羅に想わず微笑み山を後にいたします。
【三上山】さんじょうやま(40M) 山口県第一位
○仙崎は岬の突端にある小さな町で青海島とは橋で結ばれています。ここは幻の天才童話詩人と言われている金子みすゞの生まれ育った地です。彼女の類稀な感性に惚れたミーハーな隊長はこの機会を逃すはずがありません、無理をしてでも訪問してしまう我ながら恐ろしい性です。
○三上山は仙崎の南500Mにあり長門市駅からタクシーで山麓まで向かいます、北東の角に慈光閣という納骨堂がありますのでここから登ることにいたします。誰もいない納骨堂を覗くのはちょっと不気味でした。最初は急な崖を木の枝を掴みながら攀じ登ります、フカフカの土に脚をとられながら必死に身体を持ち上げて行きます。やがて息が弾み出し最後は木々を掻き分けての登頂です、展望がありませんので即刻下ります。
○なんという気の緩みでしょうか、お尻からスッテンコロリンを2回も続ける体たらく(納骨堂を軽んじた罰かも)下山後はみすゞ通りをアンノン気分で散策しますが、泥尻ズボンとは情けなやぁ〜
2001年の記録へ