八丈島

(羽田富士・品川富士)三原山・八丈富士

三原山山頂から八丈富士山頂を一瞬望む



【行程】 3/28(日)曇りく [たまプラーザ9:40=(バス)=羽田第2T10:27/13:34=(京急)=大鳥居13:41−羽田富士14:07−大鳥居14:31=(京急)=新馬場14:56−品川富士15:03−北品川15:51=(京急)=大鳥居16:18−東横イン(泊り)]
3/29(月)曇りのち晴れ [ホテル5:45=羽田第2T6:00/7:30=(ANA1891)=八丈島8:25/8:59=(車)=フリージア畑9:03/9:32==三原山登山口9:50/10:05−電波塔10:29−尾根筋11:28/12:02−三原山12:17/12:25−大池13:17−唐滝14:34−下山口15:34==みはらしの湯15:57/16:52==八丈ビューホテル18:20(泊り)]
3/30(火)曇りのち晴れ [ホテル7:54=(車)=八丈富士登山口8:07/8:28−中間点8:56−お鉢分岐9:20−八丈富士9:52/10:15−浅間神社11:10−登山口11:48==銀鮨12:05/12:30==八丈島空港13:00/13:59=(ANA1894)=羽田14:43/15:15=(バス)=たまプラーザ16:05]
【メンバー】 隊長、男3、女8、TL、現地ガイド(28日:隊長、男2、女4)



○久しぶりの登山は八丈島2泊3日で三原山と八丈富士に登るプランに参加です。心配していた天気も何とか快方に向かいルンルン気分で羽田に到着しました。どうやら参加者のほとんどはTL企画のヘビーリピーターのようです。濃密な親密感が流れるなかで隊長の孤独感は深まります。




○しばらく天候調査となっていたフライトが現地が強風のためキャンセルですって。何たるこっちゃ!明日の早朝便に振り替えて都内のホテルに宿泊することとなりました。チェックインが4時からなので荷物を預けて散策することにいたしましょう。なぜか隊長が近所の富士塚巡りを引率することとあいなりました。



羽田富士
小さな羽田富士○まずは宿泊するホテルが大鳥居なので近くの羽田富士に参りましょう。羽田神社まではグーグルマップで簡単にナビゲート。本当に便利になりました。神社の鳥居をくぐると本殿の左奥に富士塚の看板がありました。小さな鳥居の向こうに高さ3mほどの小ぶりな富士塚が見えてきました。




○鳥居の右手から登山道に取り付きます。急な登り数秒で登頂です。下りは後ろ側に下山口がありました。みなさんが登ったところで隊長から富士塚の由来を一席。思わぬところで役に立つ低山知識でした。










品川富士
品川富士は急登○今度は京急で新馬場の品川富士に向かいます。この富士は自然の傾斜も利用してかなりの高さを誇ります。丘の上の品川神社の参道の階段の途中に富士塚の登山口があります。小さな鳥居をくぐると一合目の合目石に出迎えられます。








○こちらの富士塚は傾斜が急なので足元には十分注意して登りましょう。山頂は広場になっていて30人ぐらいは余裕で収まりそうです。我々ともうひつつの10名くらいの和装の若者軍団がいました。山頂からの展望は素晴らしいのですが昔は見えていた海はビルの陰になり見ることがかないません。








○富士塚から下山したら社務所で御朱印をもらいます。300円出したら・・・足りませんて「えっ、500円ですか?」知らない間にかなりの値上がり。そういえば45年前から300円だったんですよね。そのあとは本殿裏にある板垣退助の墓を訪れます。ここは」知る人ぞ知る秘密のスポットで皆さんに喜んでもらえました。



○最後は旧東海道の品川宿を歩きます。昔の面影が残る街道を北品川まで歩きます。コロナ禍なので日曜日にしては人出は多くありません。江戸時代から続く元祖品川巻きの店「あきおか」で買った品川巻きを食し無事に低山巡礼は終了いたしました。


三原山
空港から三原山を望む(帰り)○朝一番の便は無事に飛び立ちました。でも八丈島に到着すると山は雲に覆われています。まずはフリージア畑で満開の花を楽しみます。八丈富士を背景にした写真が撮りたかったのですが、残念!花束をもらってから三原山の登山口まで移動します。



水量の少ない唐滝○登山口は標高360mで無線中継所まで広い道を歩きます。そこからは階段の細い道となり尾根道まで登りが続きます。前方に山頂が望めるはずの展望の良い広場で天候の回復を待って昼食といたします。ご飯が終わったころ参加者の一人がケーナの演奏を始めます。コンドルが飛んで行く。まったく酔狂な。でもこのおじさんは世界各地で演奏する有名人らしい。




○それでも演奏の甲斐があったか、ガスが晴れ始め山頂が目視できるようになりました。いよいよ山頂アタックです。山頂からはガスで展望はありませんでしたが奇跡的に一瞬だけ八丈富士の山頂付近が展望できました。まったくケーナおじさんには感謝感謝です。



○下りはすぐに電波塔から林道になります。しばらくして藪の中の急な道に入り唐滝へと向かいます。岩が落ちて塞がれた道を迂回すると絶壁から落ちてくる唐滝です。ちょっと水量が乏しいのが玉に瑕ですが、素晴らしい眺めです。日が差すと滝に虹が架かり歓声があがりました。



八丈富士
登山口から八丈富士を仰ぐ○八丈富士は854mで伊豆七島の最高峰です。車で登山口へと向かいます。ここで標高550mですから山頂までは300mのアルバイトです。1280段の階段が始まります。横にスロープがあるのでこちらを登りましょう。





八丈富士のお鉢巡りから山頂を望む○お鉢に着くと正面から冷たいガスが吹き付けてきます。汗でぬれた身体には厳しいものがあります。慌ててカッパを着て山頂を目指します。山頂手前で単独行の男性が追い付いてきました。とても人懐こいひとで我々からはなれません。一緒に山頂へ到着です。



○TLからフルーツレモンの差し入れがあり舌鼓を打つ登山隊の面々。やがてガスも晴れてきてお鉢巡りを再開します。海の中に白い波がいくつも立っています。なんとクジラの群れでした。こんなに沢山のクジラを見ることができ感激です。お鉢巡りが終わったら火口に下り浅間神社を訪れましょう。



○計画では2泊3日の予定でしたが、飛行機が欠航で1泊2日の旅になりました。でも綱渡り的な移動の甲斐もあり当初予定をほぼ貫徹することができました。ガイドさんやTLには感謝です。気候温暖な南の島でしたが天気の変化は激しく山登りには注意が必要でした。隊長は久しぶりの登山でしたが高齢者向きの緩いコースだったので楽しむことができましたよ。

2021年の記録へ