昭和山

しょうわやま

昭和山を望む


【行程】 6/18(金)晴れ[大正12:16=(バス)=大正区役所前12:26−昭和山12:33/12:40−大正区役所前12:48/12:51==大正13:00]
【メンバー】 隊長


【昭和山】しょうわやま(33M)大阪府第8位
○真夏のような強烈な陽射が容赦なく降り注ぎ、梅雨の中休みの大阪は立っているだけでも汗まみれになるような高湿度地帯、それでも頬に当たる微かな風が唯一の救いです。大阪の低山はとっくの昔に完登したはずが、何の因果かこの季節にスーツ姿で低山徘徊の隊長でした。

○そうです世の中には余計なことをする暇人がいるのです(そういう隊長も暇人でした)1970年の大阪万博で地下鉄工事の残土を盛った人工的な山が昭和山ですが、これを地図に載せる運動をした人がいたのです。3年越しの運動が実り一昨年の10月に山名が地図に載りました・・・国土地理院にも困ったもんだ、次から次へと地図に山が増えるとは節操の無い。

○その事実をお知らせしてくれる親切な読者にも困ったもんだ『何とか機会を見つけて登らなければ』隊長の琴線に触れてしまったのでした。久し振りの大阪出張のチャンスを逃すはずはありません、昼休みを利用してのアタックと相成りました。

登山口の石碑○大正区役所前でバスを降りると建物の奥に緑濃い小山が望まれます、体育館の脇の道を進むと麓に「昭和山」の標識があり、裏には由来が書いてありました。わずか34年の歳月なのに抱えるような広葉樹林が生い茂り緑に覆われた台地は、自然の色濃いしっとりとした山肌です。

山頂からはウォーターフロントの眺望が開ける○汗を掻かないようにゆっくりと遊歩道を辿ればやがて明るい日差しの山頂広場です、真中に東屋があり北側には真新しい山頂標識が鎮座していました。僅かな標高にも拘らず大阪市内の展望は思いのほか良く高層ビル群が眺められ、東側には異国情緒を感じさせるウオーターフロントが間近に迫ります。

○渉る風が心地よく去りがたいのですが後ろ髪を引かれる思いで頂を後にいたします、山麓の体育館の日陰では付近の警備員達が死んだように食後の昼寝をしていました(東南アジア的風景)暑さが人を狂わせるのでしょうか、訳のわからん髭のオジサンが怒鳴るのをじっと耐え忍びます。ここって本当に日本?


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